グリム童話『白雪姫』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『白雪姫』のあらすじ
肌が雪のように白く、髪が黒い美しい白雪姫は、まま母の嫉妬を買い、命を狙われる。
まま母は何度も策略を巡らすが、こびとたちの助けを得て白雪姫は生き延びる。
しかし、毒リンゴを食べたことで深い眠りにつき、ガラスの棺に安置される。
そこへ現れた王子との出会いが、白雪姫の運命を大きく変えることに……。
『白雪姫』の教訓・感想など一言コメント
童話といえば『白雪姫』という人も少なくはないでしょう。
『白雪姫』は誰もが知る物語ですが、原作は想像以上にシリアスです。
まま母の美への執着や嫉妬が、彼女の行動をどんどんエスカレートさせていくのが印象的ですね。
毒リンゴのエピソードなど、白雪姫の純粋さが裏目に出てしまう場面もありますが、それも彼女の魅力の一つです。
そして、白雪姫を助けるこびとたちや王子の存在が、物語に明るさを与えています。
白雪姫を見た王子が彼女のために尽くそうとする姿は、心に響きますね。
この話の教訓は、外見だけでなく内面を大切にすることです。
現代風に言うなら、「外見だけでなく、内面も磨いていこう」といった感じでしょうか。
まま母のように嫉妬や執着心に支配されると、結果として破滅を招きます。
一方で、白雪姫の純粋さや周囲の人々との絆が、彼女を幸せへと導きました。
この物語からは、善良な心の持つ力を学べる気がします!
『白雪姫』の基本データ
収録ナンバー
KHM053
原作タイトル(ドイツ語)
Schneewittchen
英語タイトル
Little Snow White
日本語の別タイトル
- 「雪白姫」
など
収録版
初版から7版までずっとだが、2版から話が少し書き換えられている
『白雪姫』の関連コンテンツ
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特集
- 本記事はグリム童話集第7版『白雪姫』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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