KHM050 『いばら姫』のあらすじ

いばら姫(原題:Dornröschen)

 

グリム童話、『いばら姫』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

あるところに、王さまとお妃さまがいて、2人のあいだには長いあいだ子どもがいなかった。

ある日、お妃さまが水浴びをしていると、カエルがやってきて、1年もしない間に女の子が生まれると告げる。

そのカエルのいったとおり、お妃さまは女の子を生み、王さまはよろこんで大きな宴を開いた。

親戚、友人、そして運命を見通す力をもったかしこい女たちをまねいた。

国には13人のかしこい女がいたが、お城には金のお皿が12枚しかなかったので、1人だけよばれなかった。

宴のあとに、かしこい女たちがそれぞれ、徳、美しさ、富、などとこの世で望まれるものすべてを贈った。

そして、11人目のかしこい女が贈り物の言葉を言いおえたとき、13人目のかしこい女が、自分だけがよばれなかったことの仕返しをしにやってくる。

そのかしこい女は、姫が15才になったとき、糸車のつむに刺されて死ぬと言い残して広間から立ち去っていく。

すると、まだ贈り物を唱えていない12人目のかしこい女が、姫は死ぬのでなく、100年の眠りに落ちると唱える。

王さまは娘を守るために、国じゅうのつむを焼き捨てるというおふれをだした。

王女さまは、贈り物をすべてそなえ、とても美しく育った。

 

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王女さまが15才になった日、王さまとお妃さまは留守で、王女さまは城を歩きまわっていた。

そして、城の古い塔にやってきて、らせん階段をのぼった上の小さな扉を開けると、そこではおばあさんが1人つむをもって麻をつむいでいる。

王女さまはおばあさんに誘われ、つむを手にとってしまう。

すると、そのつむは王女さまの指を刺し、王女さまはそのままベッドに倒れて深い眠りに落ちた。

その眠りは城全体に広がり、帰ってきた王さまもお妃さまも、家来も動物も、城のすべてのものが眠りについてしまった。

城の周りにいばらがのびて、やがて城全体をつつみこんだ。

王女さまは、いばら姫とよばれてうわさされ、そのうわさを聞いた王子たちがつぎつぎ城をたずねてきたが、かれらは城の周りのいばらに巻きつかれ、つぎつぎと命を落とした。

 

 

長い年月がたって、ある1人の王子が国にやってくる。

ある年よりが王子にいばら姫の話をすると、王子さまはおそれずに、彼女に会おうときめる。

その日はちょうど、いばら姫が眠りにおちて100年がたった日であった。

王子がいばらの茂みに近づくとそこにはたくさんの花が咲いていて、茂みは2つに別れたので、王子は中に入ることができた。

城じゅうのあらゆる人やものが眠っているところをとおって、王子はいばら姫の眠る古い塔までやってくる。

王子はいばら姫を一目みて、その美しさから目をそらすことができず、ひざまずいて姫にキスをする。

すると、姫は眠りから覚め、そのまま王さまにお妃さま、そして城全体の人やものが目を覚ましていった。

王子といばら姫は結婚して、死ぬまで楽しく暮らしたのだった。

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