『土まんじゅう』のあらすじなど(KHM195)

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土まんじゅう

グリム童話『土まんじゅう』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『土まんじゅう』のあらすじ

金持ちの農夫は貧しい農夫に穀物を与える代わり、自分の亡き後に墓の番を頼む。

約束を守り、貧しい農夫は通りかかった兵隊と協力して墓の番をする。

すると、そこへ悪魔が現れるが、提案を逆手にとって金貨を奪う。

悪魔は逃げ去り、農夫の魂は救われ、得た金を貧しい人々に分け与えることにして……。

『土まんじゅう』の教訓・感想など一言コメント

人間と悪魔がやり取りをする、笑い話。

貧乏な農夫と、お払い箱になった兵隊が、金持ちの農夫の墓を守るという設定です。

金持ちの農夫も、自分の心に語りかけて改心するなど、なかなか個性的なメンツでできたストーリーになっています。

残った金で一緒に暮らすことになる農夫と兵隊のオチは、ちょっと心が温まりますね。

教訓としては、悔い改めることの大切さと、約束を守ることの大切さが読み取れそうです。

金持ちの農夫は生前に改心し、貧しい農夫は誠実に約束を守りました。

これによって、安らかなエンディングを迎えることができていますね。

ちなみに、タイトルの「土まんじゅう」(どまんじゅう)とは、土をまんじゅうみたいに盛り上げて作る墓のことです。

食べる「まんじゅう」ではありません。

『土まんじゅう』の基本データ

収録ナンバー

KHM195

原作タイトル(ドイツ語)

Der Grabhügel

英語タイトル

The Grave Mound

日本語の別タイトル

  • 「墓の丘」

など

収録版

6版から7版まで

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  • 本記事はグリム童話集第7版『土まんじゅう』をもとにした要約です。
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