グリム童話『鳴いて跳ねるひばり』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
『鳴いて跳ねるひばり』のあらすじ
末娘が「鳴いて跳ねるひばり」を望んだことから、父は森の中にある城にいたひばりを取ろうとする。
それをライオンに見つかってしまい、代償として自分の娘を引き渡す。
ライオンは、魔法にかかった王子であった。
2人は結婚するが、光が当たり王子は白い鳩に変わってしまう。
7年間鳩を追った娘は、竜との戦いで王子を救い出す。
しかし、王子は魔法で別の姫の婚約者にされており……。
『鳴いて跳ねるひばり』の教訓・感想など一言コメント
末娘が「鳴いて跳ねるひばり」が欲しいといったことから始まる、けっこう壮大なストーリー。
ライオンに変身した王子が出てくるなど、ファンタジー映画にもしやすそうな話です(ちなみに、「ひばり」はドイツ語だと「ライオンの木の実」という意味)。
そんな王子と結婚して終わりかと思いきや、そこから第2部が始まります。
7年間も歩き回る冒険が始まっていくわけです。
ドラゴンや快鳥グライフも登場して、スケールがどんどん大きくなるのが見どころ。
映画を見ているような気持ちで楽しめちゃいます。
このお話は、愛と忍耐、そして知恵が困難を乗り越える力になることを教えてくれます。
娘は7年間も希望を失わず歩き続け、試練を知恵と勇気で乗り越えます。
また、助けを借りつつも最後は自力で問題を解決する姿勢が、人生での主体的な行動の重要性を示していますね。
愛する人を救うための献身と努力の大切さが詰まった、壮大な冒険ストーリーです!
グリム童話初版に収録されている『夏の庭と冬の庭』の要素も含んでいます。
『鳴いて跳ねるひばり』の基本データ
収録ナンバー
KHM088
原作タイトル(ドイツ語)
Das singende springende Löweneckerchen
英語タイトル
The Singing, Springing Lark
日本語の別タイトル
- 「歌って跳ねるひばり」
- 「歌い、はねるヒバリ」
など
収録版
初版から7版まで
『鳴いて跳ねるひばり』の関連コンテンツ
映画・TV
グリム童話じゃない物語
- 本記事はグリム童話集第7版『鳴いて跳ねるひばり』をもとにした要約です。
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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