『二人兄弟』のあらすじなど (KHM060)

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二人兄弟

グリム童話『二人兄弟』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『二人兄弟』のあらすじ

貧しい弟と裕福な兄の間で起こる物語。

弟の子どもたちが金の鳥の力を得たことで追い出され、猟師に助けられる。

その後、竜退治で姫を救うが、横取りされる。

動物たちの助けで真実を証明し王となった弟は、兄の助けで再び命を救われ、互いに絆を取り戻していく……。

『二人兄弟』の教訓・感想など一言コメント

『二人兄弟』は展開がめまぐるしい壮大な物語です。

とにかく長いです。

弟と兄、善良さと狡猾さ、そして助け合いのテーマが随所に描かれていますね。

弟が動物たちと共に竜を倒す場面や、兄が弟を助ける場面は迫力があり、読者を引き込みます!

ただ、魔女との対決や、弟が兄に嫉妬してしまう部分は教訓的です。

「信頼関係は簡単に壊れ、修復が難しい」ということを示しています。

おばあさんを安易に信頼したせいで石にされてしまうシーンには、初対面の人には警戒心を持つべき……という教訓もありそうです。

しかし、後の兄弟の和解や協力の描写が、物語を温かく締めくくりますね。

話が二転三転する長編小説のようですが、最後には希望と愛が勝つストーリーとして楽しめます!

『二人兄弟』の基本データ

収録ナンバー

KHM060

原作タイトル(ドイツ語)

Die zwei Brüder

英語タイトル

The Two Brothers

日本語の別タイトル

  • 「2人の兄弟」

など

収録版

2版から7版まで

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  • 本記事はグリム童話集第7版『二人兄弟』をもとにした要約です。
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