KHM026 『赤ずきん』のあらすじ

赤ずきん(原題:Rotkäppchen)

 

グリム童話、『赤ずきん』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

むかしむかし、小さなかわいい女の子がいた。

女の子はみんなに好かれていたが、特におばあさんにはとても愛されていた。

おばあさんは女の子に赤いずきんをプレゼントし、女の子はいつでもそれを身につけていたので、みんなは女の子のことを「赤ずきん」とよんだ。

 

 

ある日、お母さんが赤ずきんに、病気で寝ているおばあさんのところへおつかいを頼んだ。

ワイン1本とケーキ1つを赤ずきんに渡し、朝早く出て、途中で道からはずれないようにと言いきかせた。

赤ずきんは家から少し離れた森の中に住むおばあさんのところへ出発した。

 

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森の中に入ると、オオカミが声をかけてきた。

オオカミは赤ずきんにどこへ行くのかたずねると、赤ずきんはおばあさんのところへ行くこと、そしておばあさんがどこに住んでいるのかをオオカミに話してしまう。

オオカミは、おばあさんとおいしそうな赤ずきんを食べてしまおうとたくらんだ。

オオカミは赤ずきんに、「森の中は美しく、すごくきれいなお花が咲いているから見てごらん」と言った。

まわりを見ると本当にきれいな花がたくさん咲いているので、おばあさんにあげようと、赤ずきんは花をつむために道をそれた。

そこで、しばらくお花をつむことに夢中になってしまう。

 

 

オオカミはそのすきに、おばあさんの家にたどりつき、戸をたたいた。

おばあさんが返事をすると、オオカミは赤ずきんだと名乗り、おばあさんに戸の開けかたを聞きだし、中に入った。

そしておばあさんのベッドまで行き、おばあさんをひとのみにしてしまい、おばあさんの服とずきんを身につけ、ベッドに横になった。

 

 

赤ずきんはようやくおばあさんのことを思いだし、おばあさんの家へ向かった。

赤ずきんは戸が開いていることに少しとまどい、なぜか少し不安なきもちになった。

 

 

おばあさんのベッドへ行くと、おばあさんが寝ていたが、ずきんを深くかぶり何かおかしな様子だった。

赤ずきんが「なぜこんなに大きな耳なのか」とたずねると、「おまえの言うことをよく聞くため」だという答えが返ってきた。

「なぜこんなに大きな目なのか」とたずねると、「おまえの顔をよく見るため」だと答えた。

「なぜこんなに大きな手なのか」とたずねると、「おまえをしっかりつかむため」だと答えた。

そして、「なぜこんなに大きな歯なのか」とたずねると、「おまえをさっと食べるため」だと答えて、赤ずきんをそのまま飲みこんでしまった。

オオカミはお腹いっぱいになり、そのままベッドで眠りについた。

 

 

ちょうど通りかかった猟師は、おばあさんの家からとても大きないびきが聞こえてきたので、心配になって中へ入った。

するとベッドの上にはオオカミが寝ていたので、撃とうとした。

しかし、もしかしたらおばあさんを食べてしまったかもしれないと思い、ハサミでオオカミのお腹を切りひらいた。

すると、中から赤ずきんとおばあさんが無事に出てきた。

 

 

赤ずきんは外から大きな石をもってきて、3人でオオカミのお腹の中へつめこんだ。

オオカミは目を覚まし逃げようとしたが、お腹がとても重すぎてそのまま倒れて死んでしまう。

3人はよろこび、猟師はオオカミの毛皮を持ちかえり、おばあさんはケーキとワインを飲んで、元気を取りもどした。

赤ずきんは、これからはお母さんの言ったとおり、ひとりで道草はしないようにと心にきめた。

 

 

またあるとき、赤ずきんは焼き菓子をもっておばあさんのところへ出かけた。

すると、べつのオオカミが赤ずきんに道草させようと声をかけたが、赤ずきんは用心してそのまままっすぐおばあさんの家へ行った。

赤ずきんはおばあさんに、途中でオオカミにであったことを伝えた。

おばあさんは用心して戸をしめ、赤ずきんを中に入れた。

 

 

まもなく、オオカミが戸をたたき、赤ずきんだと名乗り中に入れてほしいといったが、2人は息をころして、何もしなかった。

オオカミは家の屋根のところへのぼり、夕方に赤ずきんが出てくるのを待ち、暗闇のなかで食べてしまおうとたくらんだ。

おばあさんはオオカミが何を考えているのかすぐにわかり、赤ずきんにソーセージをゆでたあとの煮汁を、家の前の大きな石のえさ箱の中にいっぱい入れるようたのんだ。

すると、オオカミはその煮汁のよい香りにつられ、屋根から落ちてえさ箱の中でおぼれ死んでしまった。

赤ずきんはよろこんで家に帰ることができ、もう悪いことをするものはいなかった。

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