グリム童話『赤ずきん』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『赤ずきん』のあらすじ
赤ずきんと呼ばれる少女は、おばあさんに会いに行く途中、森でオオカミに出会う。
オオカミに話しかけられた赤ずきんは、行き先を教えてしまう。
オオカミは先回りし、おばあさんを飲み込み、その後赤ずきんも食べてしまう。
だが猟師がオオカミを倒し、二人を救う。
その後、赤ずきんは別のオオカミと再び遭遇するが……。
『赤ずきん』の教訓・感想など一言コメント
「赤ずきん」は子どもから大人までよく知られる童話ですね!
もともとの原作は、シャルル・ペローが書いたフランスの物語です。
グリム版ではオオカミを倒して終わり……ではなく、続きが描かれているのが特徴的です。
二度目の遭遇では赤ずきんが成長し、失敗を活かして見事に切り抜けます。
この変化がスカッとするポイントですね!
物語の教訓として、「用心深さ」や「失敗から学ぶ大切さ」が挙げられます。
オオカミの誘惑に乗らない赤ずきんの姿は、現代で言えば「知らない人に個人情報を漏らさない」ことの重要性にも通じますよね。
それにしても、オオカミに飲み込まれた二人を猟師が救うシーンは衝撃的!
切り開かれたお腹から人が出てくる描写は、子どもにはちょっとドキッとする内容かもしれません(笑)
でも、赤ずきんが二度目の危機をしっかり回避するラストは爽快で、心に残る物語です。
『赤ずきん』の基本データ
収録ナンバー
KHM026
原作タイトル(ドイツ語)
Rotkäppchen
英語タイトル
Little Red Riding Hood
日本語の別タイトル
- 「赤ずきんちゃん」
など
収録版
初版から7版までずっと
『赤ずきん』の関連コンテンツ
本当は怖いグリム童話
映画・TV
- 本記事はグリム童話集第7版『赤ずきん』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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