KHM197 『水晶玉』のあらすじ

水晶玉(原題:Die Kristallkugel)

 

グリム童話、『水晶玉』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

むかし女の魔法使いは3人の息子が自分の力をうばうのでないかとおそれ、長男をワシに変えて次男をクジラに変える。

三男は猛獣に変えられるのをおそれて家を逃げだす。

あるとき三男は黄金の太陽の城に魔法をかけられた姫がいて、助けられるのを待っているという話を耳にする。

これまでに23人の若者が姫を救おうとして命を落とし、あと1人しか助けにいくことを許されていないという。

こわいものしらずの三男は黄金の太陽の城をたずねようと長いあいだ旅をつづける。

 

 

あるとき森に迷いこんで出口を探していると、2人の大男がかぶると行きたいところに行ける帽子を取りあっているところに出あう。

大男たちは若者に争いを解決してもらうようたのむと、若者は自分が帽子をかぶって走っていくので、先に自分に追いついた者が帽子を手に入れればいいという。

若者は帽子をかぶって走っているうちに、黄金の太陽の城に行けたらと思わず声をあげると、一瞬のうちに城の門の前に移動していた。

若者は城の中で姫を見つけるが、姫は魔法にかかっていたので灰色でしわだらけの顔をしていた。

しかし、鏡はこの世でいちばん美しい姫のすがたをうつしだしており、若者はどうしても姫を助けたいという。

それをするには、城の建つ山の下で強い野牛をやっつけ、その野牛のからだからとびたつ火の鳥のかかえている卵を手に入れなければならないという。

その卵の中には水晶玉が入っており、それを魔法使いにつきつければ力がうちくだかれて姫はもとのすがたにもどるのであった。

しかし、火の鳥はせっぱつまらなければ卵を産みおとさず、その卵は地面に落ちると火を吹いてあたりを焼きつくしてしまうと姫は語る。

 

 

若者は山を下りていって、どうもうな野牛と長く戦いぬき、ついに野牛をやっつける。

若者が野牛の腹をつきさすと、火の鳥がそこから飛びたとうとするが、そこにワシに変えられていた長男があらわれて火の鳥を海のほうへ追いやる。

火の鳥はせっぱつまって卵を産みおとすと、それはある漁夫の小屋の上に落ちる。

小屋が燃えてしまいそうになったとき、クジラになっていた次男が泳いできて水を高く吹きあげたので、小屋の火事はおさまる。

若者が行って卵を探すと、卵は溶けておらず、冷たい水で冷えたために中の水晶玉はそのまま残っていた。

若者は魔法使いのもとへいって水晶玉をつきつけたので、魔法はうちくだかれて姫と若者の2人の兄はもとの姿にもどる。

若者は姫のもとにもどり、2人は結婚した。

 

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