『水晶玉』のあらすじなど(KHM197)

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水晶玉

グリム童話『水晶玉』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『水晶玉』のあらすじ

女の魔法使いは3人の息子が自分の力をうばうのでないかとおそれ、長男をワシに変えて次男をクジラに変える。

三男は猛獣に変えられるのをおそれて家を逃げ出し、魔法を解く水晶玉を求めて旅に出る。

途中、助けを求める姫のため、野牛を倒し、兄たちの協力で火の鳥から卵を手に入れる。

卵の中の水晶玉で母の魔法を破り、姫と兄たちは元の姿に戻り……。

『水晶玉』 の教訓・感想など一言コメント

息子が強くなるのを恐れて、魔法をかけて姿を変えてしまう魔法使いの母親。

三男はそれを察して逃げだし、別のところで魔法にかかった姫を救います。

姿を変えられた長男も次男も登場して、きれいなハッピーエンドとなります。

ディズニー映画になってもおかしくなさそうな、スケールの大きな物語です。

今回は、水晶玉が魔法を解き放つアイテムになっています。

やはり占いなんかでも使うだけあって、水晶玉は神秘的なものなのでしょう。

強く人を救いたい気持ちがあるときには、何かしらのアイテムは必須ですね。

そして、家族の絆が大切ということが、教訓として読み取れそうです。

三男は自ら試練に挑み、兄たちもそれぞれの形で協力しました。

強い意志とチームワークがあれば、大きな障害も乗り越えられることを教えてくれます。

壮大で心温まる物語です!

『水晶玉』 の基本データ

収録ナンバー

KHM197

原作タイトル(ドイツ語)

Die Kristallkugel

英語タイトル

The Crystal Ball

日本語の別タイトル

  • 「水晶の玉」

など

収録版

6版から7版まで

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  • 本記事はグリム童話集第7版『水晶玉』をもとにした要約です。
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