グリム童話『兎とはりねずみ』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『兎とはりねずみ』のあらすじ
ハリネズミは自分を見下す野ウサギに対抗し、かけっこ勝負を挑む。
ゴール地点に自分そっくりな妻を待機させ、自分はスタート地点で待つ策略で、何度も野ウサギを打ち負かす。
野ウサギは74回めに力尽きて倒れてしまう。
そして、ハリネズミ夫婦は金貨とブランデーを手にする……。
『兎とはりねずみ』の教訓・感想など一言コメント
ハリネズミと野ウサギがかけっこをする話。
イソップ童話の『ウサギとカメ』にも似ています。
しかし、こちらはずる賢いハリネズミ。
替え玉を用意して、野ウサギを追い込んでいきます。
絶対勝てない相手には知恵が必要……という教訓です。
だまされた上、血を吐いて倒れる野ウサギは少しかわいそうにも思えますが、人をバカにした報いをしっかり受けているのでしょう。
こちら側の教訓としては、人を見下す態度が不幸を招くといったところでしょうか。
ハリネズミ夫婦の勝利には痛快さがありますが、野ウサギの結末にはどこか教訓的な悲哀も感じられる物語です。
『兎とはりねずみ』の基本データ
収録ナンバー
KHM187
原作タイトル(ドイツ語)
Der Hase und der Igel
英語タイトル
The Hare and the Hedgehog
日本語の別タイトル
- 「野ウサギとハリネズミ」
など
収録版
5版から7版まで
『兎とはりねずみ』の関連コンテンツ
映画・TV
- 本記事はグリム童話集第7版『兎とはりねずみ』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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