グリム童話『池にすむ水の妖精』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『池にすむ水の妖精』のあらすじ
粉屋の息子は父が水の精と交わした約束により、池に引きずり込まれる。
妻は夢で得た道具を使い夫を助け出すが、逃げる途中で2人はカエルにされ離ればなれに。
人間に戻り、羊飼いとして暮らしていた2人は偶然また出会うが、互いに誰だかわからなかった。
しかし、互いの姿を見て記憶を取り戻し、喜びの再会を果たす……。
『池にすむ水の妖精』の教訓・感想など一言コメント
ハリウッドで映画化されそうな、ホラーと恋愛が合わさったようなお話。
水の精は、グリム童話以外でもよく登場します。
人をおびき寄せて連れていってしまうのは、セイレーンや人魚などと同じですね。
水の中に引きずり込むシーンは、なかなかに恐ろしいでしょう。
水の中に引きずり込まれた夫を、夢で見た方法で必死に助ける妻。
必死で逃げたあと、バラバラになって遠く離れ過ぎていた2人。
互いの存在を忘れてしまいながらも、最後には無事記憶を取り戻します。
まさに、運命の恋ですね!
教訓としては、不用意な約束や欲に目がくらんではいけない……ということでしょうか。
愛の強さと希望の力が際立つ、幻想的でロマンチックな物語です!
『池にすむ水の妖精』の基本データ
収録ナンバー
KHM181
原作タイトル(ドイツ語)
Die Nixe im Teich
英語タイトル
The Nixie of the Mill-Pond
日本語の別タイトル
- 「池の中の水の精」
など
収録版
5版から7版まで
『池にすむ水の妖精』の関連コンテンツ
映画・TV
- 本記事はグリム童話集第7版『池にすむ水の妖精』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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