KHM151a 『十二人の怠け者の下男』のあらすじ

十二人の怠け者の下男(原題:Die zwölf faulen Knechte)

 

グリム童話、『十二人の怠け者の下男』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

12人の下男はたいへんなまけ者で1日じゅう何もせず、日暮れになると草のなかに寝ころんでたがいのなまけ者具合の自慢をしはじめる。

1番めの下男は「1日4回ごはんを食べ、早起きはせず昼には休む場所をさがし、だんなが呼んでもきこえないふりをする」と話す。

2番めの下男は「馬の世話をするとき、はみを馬の口に入れっぱなしにして、自分はえさもやらずに4時間寝る。そのあと片足で胴を数回なでて、ブラシをかけたことにする」と話す。

3番めの下男は、「1日働かずに日なたで横になり、雨がどしゃぶりに降っても動かず、しまいには雨が強すぎて頭に穴があいたからばんそうこうをはる」と話す。

4番めの下男は「仕事をいいつけられたらなるべく力を出さずに、だれか手伝ってくれる者をさがし、そのだれかにまかせて自分は見ているだけだ」と話す。

5番めの下男は「馬小屋から馬糞を運びだして荷車に積むよういいつけられたら、熊手に半分のせて15分休んでからほうりなげる」と話す。

6番めの下男は「3週間寝ころんだまま服を着がえず、階段をあがるときは足を片方ずつゆっくり1段めにのせて、それから何段あるか数えて休む場所をきめる」と話す。

7番めの下男は「自分を動かすためには、がっしりした男が4人がかりで汗水たらして押さなくてはならない」と話す。

8番めの下男は「行く先に石があってもまたぐことをしないで、そのまま寝ころがったら雨が降っても動かない」と話す。

9番めの下男は「目のまえのパンやジョッキに手をのばすのがめんどくさいので、そのままがまんするほうがましだ」と話す。

10番めの下男は「車道に寝ころがっていたら、蚊が耳のまわりを飛んでいて鼻に入ったりしていたが、追いはらうのがめんどうだった。すると荷馬車が自分の足を車輪でひいた」と話す。

11番めの下男は「だんなの服をほこりのなかにほうりっぱなしにしておいたら、くびになった」と話す。

12番めの下男は「荷馬車で遠くまで出かけたが、車のうえでぐっすり眠ってしまい、目が覚めると馬と馬具がぬすまれていて馬車は水たまりにはまっていた。めんどうだからそのまま寝ていたらだんなが来て、自分で馬車をひきだした」と話す。

スポンサーリンク