KHM143 『旅にでる』のあらすじ

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旅にでる(原題:Up Reisen gohn)

 

グリム童話、『旅にでる』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

ある貧しい女に1人の息子がおり、息子は旅に出ることをきめる。

母親は旅にだすお金はないというが、息子は「たんとはいらん」といいながら旅をしてうまくやってみせるといい、家をでる。

 

 

息子は漁師がたくさんいるところへ来て、「たんとはいらん」というと、漁師たちのひきあげた網に魚はたんとは入っていなかった。

漁師は息子をなぐり、これからは「いっぱいつかまえろ」というよう教える。

息子は罪人がしばり首になるところへ来て、「いっぱいつかまえろ」というと、立ちあっていた人が息子の背中をなぐり、「神さま、あわれな魂にお慈悲を」というよう教える。

息子は馬の皮をはいでいる皮はぎ人のところで、「神さま、あわれな魂にお慈悲を」というと、皮はぎ人は息子の顔をなぐり、「くさったけだものども、みぞにころがっているがいい」といえと教える。

息子は、人がいっぱい乗った馬車のもとで、「くさったけだものども、みぞにころがっているがいい」というと、馬車はひっくりかえってみぞのなかに落ちる。

御者はむちで息子をさんざんひっぱたいたので、息子は母親のもとにもどり、死ぬまで二度と旅に出なかった。

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