グリム童話『腕利き四人兄弟』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『腕利き四人兄弟』のあらすじ
貧しい男が4人の息子に、世の中へ出ていって手に職をつけて戻ってくるようにという。
貧しい父のもとを離れた4人の兄弟は、それぞれ望遠鏡、銃、針、盗みの技術を習得し再会する。
王女が竜にさらわれると、兄弟は力を合わせて王女を救出。
望遠鏡で居場所を突き止め、盗みで王女を奪還、銃で竜を倒し、壊れた船を針で修復する。
だが、兄弟のうちだれが王女を妻とするべきか決められず……。
『腕利き四人兄弟』の教訓・感想など一言コメント
いつもは3人であることが多い兄弟ですが、この物語は4人の兄弟が登場。
物語では、それぞれが手に職をつけるために旅立ちます。
王女がドラゴンにさらわれるなど、後半はかなりの冒険ストーリーになってきます。
4人が力を合わせて王女を奪還する姿が見どころです。
『腕利き四人兄弟』の教訓として読み取れることは、チームワークと個々の才能の重要性です。
兄弟たちはそれぞれの特技を活かして困難を乗り越えました。
また、全員が平等に貢献している点を認め合う姿勢が、協力の大切さを教えていますね。
個性を活かし、人と協力して目標を達成することが人生において必要だと、感じさせる物語です!
『腕利き四人兄弟』の基本データ
収録ナンバー
KHM129
原作タイトル(ドイツ語)
Die vier kunstreichen Brüder
英語タイトル
The Four Skillful Brothers
日本語の別タイトル
- 「腕ききの4人兄弟」
など
収録版
2版から7版まで
『腕利き四人兄弟』の関連コンテンツ
映画・TV
- 本記事はグリム童話集第7版『腕利き四人兄弟』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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