KHM129 『腕利き四人兄弟』のあらすじ

腕利き四人兄弟(原題:Die vier kunstreichen Brüder)

 

グリム童話、『腕利き四人兄弟』のあらすじです。

 

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むかし貧しい男が4人の息子に、世の中へ出ていって手に職をつけて戻ってくるようにという。

4人兄弟は、旅の途中でそれぞれ異なった方向へ進むことにきめ、4年後に別れた場所で再会することを約束する。

1番上の兄はどろぼうの男に自分と同じ道へ進むよう説きふせられて、ねらうとどんなものでも手にいれる術を身につける。

2番目の兄は星のぞきの男のもとで修業をし、年季を終えると親方は兄になんでも見ることのできる望遠鏡を与える。

3番目の兄は狩人の弟子になり、別れのときがくると、親方はその兄になんでも撃ちおとすことのできる鉄砲を与える。

そして末の弟は仕立て屋のもとで修業をし、別れのときに親方は弟にどんなものでもぬいあわせることのできる針を与える。

 

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4年がたち、兄弟はふたたび集まって父親のところへ戻ると、父親が4人の腕を試すため、2番目の兄に木の上にある鳥の巣に卵はいくつあるかたずねる。

その兄は望遠鏡をのぞいて、卵が5個あることを教えると、父親は1番上の兄にその卵をそっと取りにいかせる。

兄は親鳥に気づかれることなく卵を持ってくると、父親はその卵をテーブルに並べ、狩人の兄に銃で卵をすべてまっぷたつにするよういう。

そして、最後に父親は末の弟に、狩人がまっぷたつにした卵を中のヒナ鳥も合わせてすべて元どおりにぬいあわせるようにいうと、弟はそれを難なくやってのけた。

父親は4人の息子の技に大変感心した。

 

 

まもなく、その国の王女が竜にさらわれてしまい、心を痛めていた王さまは、王女を救いだした者は王女を妻にできるというおふれを出す。

4人の兄弟は自分たちの技を見せるために出かけていき、星のぞきが望遠鏡で王女のいる場所を見つける。

そして、王さまに船をしつらえてもらい、兄弟たちは海をこえて王女が竜にとらえられている場所へ行き、どろぼうの兄が竜の下から王女を盗みとる。

兄弟たちは王女を連れて逃げだすが、王女が盗まれたのに気づいて怒った竜が追いかけてくると、狩人が竜の心臓を撃ちぬいた。

すると死んだ竜のからだが落ちてきたので船は壊れてしまうが、そこで狩人が船をぬいあわせたので船はふたたび進むことができた。

王さまは王女が戻ってきたので喜び、4人のうちだれが王女を妻とするか話し合うよう兄弟たちにいうと、兄弟たちのあいだで言い争いがはじまる。

それを見て王さまは、4人それぞれが同等の権利を持っていて1人だけが王女を妻にすることはできないから、王女を妻とするのではなく、自分の王国を半分与えることに決める。

4人はそれで言い争うのをやめ、王国の半分をもらって父親といっしょに仲よく幸せに暮らした。

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