KHM102 『みそさざいと熊』のあらすじ

みそさざいと熊(原題:Der Zaunkönig und der Bär)

 

グリム童話、『みそさざいと熊』のあらすじです。

 

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夏のある日、クマとオオカミが森の中を歩いていると、クマは美しい鳥の歌声をきいたのでオオカミにどんな鳥が歌っているのかたずねる。

オオカミはそれがミソサザイの歌声であり、鳥たちの王さまだということをクマに話す。

クマはその王さまの住む御殿がみたいというと、お妃が来るまで待たないといけないとオオカミが話した。

お妃が戻ってきて子どもたちにえさをやろうとしていたので、クマはついていこうとするが、王さまとお妃が行ってしまうまで待つようにとキツネに止められる。

 

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しかしクマは王さまの御殿が見たくてがまんできず、しばらくしてすぐにミソサザイの巣まで戻ると、ちょうど王さまとお妃さまが飛んでいったところだった。

中に子どもたちが5,6羽いるのを見て、「貧乏たらしい御殿だ、おまえたちは王子さまじゃない」とクマがいった。

子どもたちはそれにとても腹を立てて、自分たちのお父さんとお母さんはりっぱな人で、これにはすぐに話をつけてやるとわめいたのでクマとオオカミは怖くなって逃げだした。

ミソサザイの王子たちはさわぎつづけ、クマに言われたことを父親の王さまに話し、王さまは話をつけるためにクマのところへ行って果たし合いを宣告した。

そして、クマのもとにはさまざまな4本足で歩く動物たちが集められ、ミソサザイの王さまの方には、あらゆる空を飛ぶものたちが集められた。

 

 

戦がはじまるころ、ミソサザイは蚊を偵察に出して相手の作戦を聞きにいかせ、クマはキツネを総司令官に命じていて、キツネが高くしっぽをあげたら前進するしるし、しっぽをさげたら逃げるというしるしだと決めているのを蚊がすべて盗み聞いた。

戦が始まり、両軍が地響きを立てながら近づくとき、ミソサザイはスズメバチにキツネのしっぽを刺すようにと命じる。

キツネはスズメバチに3回しっぽを刺され、3回めのときには痛みにたえられずしっぽを足の間にはさんでしまう。

動物たちはそれを見て逃げる合図だと思い、退却をしてしまったので、鳥たちが戦いに勝つことになった。

 

 

ミソサザイの王さまとお妃さまは子どもたちに戦に勝ったことを告げるが、子どもたちはクマが直接あやまりにくるまでは納得しないという。

王さまはふたたびクマのところへ行って、子どもたちにあやまるようにおどしたので、クマはすぐにその通りにした。

子どもたちはようやく満足して、みんなで楽しく遊んだ。

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