グリム童話『ルンペルシュティルツヒェン』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『ルンペルシュティルツヒェン』のあらすじ
貧しい粉屋の娘が、見栄を張った父の言葉から王に命を脅される。
金をつむげない娘を助けたのは、謎のこびとだった。
こびとは金をつむぐ代わりに指輪や首飾りを要求し、最後には娘の将来の子どもを条件とする。
やがて王妃となった娘は、こびとの要求を拒むが、こびとは自分の名前を当てるなら許すと言う。
名前がわかった娘はついに、こびとの名前を「ルンペルシュティルツヒェン」だと言い当てるが……。
『ルンペルシュティルツヒェン』の教訓・感想など一言コメント
ドラマ『ワンスアポンアタイム』にも登場する、意外と有名な童話。
イギリスにも、似たような話で『トム・ティット・トット』というのがあります。
『ルンペルシュティルツヒェン』は、名前にまつわる独特なテーマがおもしろいですね。
娘が追い詰められ、こびとに頼るしかなくなる展開はハラハラします。
そして、最後の名前当ての駆け引きが見どころ!
教訓としては、適当にした約束があとから問題を招くことを教えています。
また、こびとの怒りの爆発ぶりからは、匿名性に隠れた悪意や狡猾さが見えてきます。
現代社会でも、匿名性の中で責任を持たない行動について考えさせられますね!
結末のシュールさには賛否が分かれますが、名前というアイデンティティの力を再確認するお話でもあります。
『ルンペルシュティルツヒェン』の基本データ
収録ナンバー
KHM055
原作タイトル(ドイツ語)
Rumpelstilzchen
英語タイトル
Rumpelstiltskin
日本語の別タイトル
- 「がたがたの竹馬こぞう」
など
収録版
初版から7版までずっと
2版で少し話がつけ加えられている
『ルンペルシュティルツヒェン』の関連コンテンツ
映画・TV
- 本記事はグリム童話集第7版『ルンペルシュティルツヒェン』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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