KHM051 『めっけ鳥』のあらすじ

めっけ鳥(原題:Fundevogel)

 

グリム童話、『めっけ鳥』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

むかし、1人の森林官が森で狩りをしていると、木の上からさけび声が聞こえた。

森林官は見上げると、そこには小さな子どもが座っている。

その子どもは母親に抱かれて木の下で寝ていたのだが、ある鳥にくちばしでさらわれて、木の上に連れていかれたのだった。

森林官は木にのぼって子どもをかかえ、家に連れて帰って、娘のレンヒェンといっしょに大事に育てることをきめる。

2人の子どもはとても仲良く育ち、木の上で見つかった子は「めっけ鳥」と呼ばれた。

 

 

その家には1人の年をとった料理女がいて、ある日、レンヒェンはその料理女が両手に桶をもち何度も井戸から水をくんでいるところを見かける。

レンヒェンがなぜ水をくむのかたずねると、料理女は、翌朝に森林官が出かけたら、鍋いっぱいに湯をわかしてそこでめっけ鳥を煮てやるつもりだ、と話す。

 

Sponsored Links

 

次の朝、森林官が出かけたあと、レンヒェンはめっけ鳥に料理女がたくらんでいることを話し、いっしょに逃げることを提案する。

2人が逃げてしまったあと、料理女は湯をわかして、めっけ鳥をさがしに部屋にくるが、2人の子どもがいなくなっているのに気づく。

そして、下男を3人つかって子どもを探しにいかせた。

 

 

子どもたちは森の入り口にいたが、下男たちがやってくるのをみて、レンヒェンはめっけ鳥にバラの木になるよう、そして自分はバラの花になることを伝える。

下男がやってくると、バラの木とバラの花以外は何もみあたらないので、そのまま帰ってそれを料理女に報告する。

すると料理女は、バラの木を折って、花をたおってしまえばよかったといい、下男はもう一度森へ行かされる。

子どもたちはふたたび下男たちがやってくるのをみると、レンヒェンの考えで、めっけ鳥は教会に、レンヒェンは教会のシャンデリアになる。

下男たちは、教会以外に何も見つからなかったので、帰って料理女に報告すると、料理女は、教会をこわして、シャンデリアをもって帰ってくればよかったという。

 

 

今度は下男たちとともに料理女もみずから森の中へいき、それを見た子どもたちは、それぞれめっけ鳥は池に、レンヒェンはそこにうかぶカモになる。

料理女は池をみて、その池の水を腹ばいになって全部飲みほそうとするが、カモが料理女の頭をくちばしでつかんで水の中へひきずりこんだので、料理女は溺れて死んでしまった。

子どもたちはいっしょに家へ帰り、心からよろこびあった。

スポンサーリンク