KHM027 『ブレーメンの音楽隊』のあらすじ

ブレーメンの音楽隊(原題:Die Bremer Stadtmusikanten)

 

グリム童話、『ブレーメンの音楽隊』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

ある男の人がロバを飼っており、そのロバはとてもよくはたらいたが、やがて年をとってきて役にたたなくなった。

主人はロバにえさをやるのをやめようと決め、ロバは身の危険を感じて逃げだし、ブレーメンの町で楽士になろうと旅にでた。

 

 

途中でロバは、道で疲れたようにしている猟犬にであった。

ロバはその犬に話しかけると、犬は年をとってきて狩りができなくなり、主人に撃ち殺されそうになるところを逃げてきたことがわかった。

そこでロバは、いっしょにブレーメンへ行って、ロバはリュート、犬はティンバニーをたたいて楽隊に入ることを、犬に提案した。

犬はその案を気にいって、いっしょに歩きはじめた。

 

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途中で2匹は、道で機嫌のわるそうにしている猫に出会った。

ロバは猫に話しかけると、猫は年をとってきてネズミを追いかけられなくなり、おかみさんにおぼれ死にさせられそうになるところを逃げてきたことがわかった。

そこでロバは猫に、いっしょにブレーメンへ行き、猫はセレナーデがうまいので、楽士になることを提案した。

猫はその案を気にいって、いっしょに歩きはじめた。

 

 

途中で3匹は、農家の門の上で力いっぱい鳴いているオンドリにであった。

ロバはオンドリに話しかけると、オンドリは、明日の日曜にお客がくるためにおかみさんにスープにされることになり、今晩首を切られるので、鳴ける間に思いきり鳴いていることがわかった。

そこでロバはオンドリに、いっしょにブレーメンへ行き、オンドリはいい声をしているので仲間と音楽をやることを提案した。

オンドリはその案を気にいって、いっしょに歩きはじめた。

 

 

動物たちは1日でブレーメンにたどり着くことはできなかったので、森の中で夜を明かすことにした。

すると、遠くないところに家があることをオンドリが見つけ、森の中は居心地がわるいため、みんなでそこへ向かうことにした。

その家はどろぼうの家で、一番大きなロバが窓から中をのぞくと、そこではどろぼうたちがごちそうと飲みものを囲んで騒いでいた。

動物たちは自分たちも家の中でごちそうを食べてくつろぎたいと思い、どろぼうたちを追い出す方法を相談した。

 

 

そこで、犬はロバの上に、猫は犬の上に、オンドリは猫の頭の上にのぼり、みんなでそれぞれの音楽をかなでた。

ロバはわめいて、犬はほえ、猫は鳴いて、オンドリはコケコッコーといい、4匹そろって窓から部屋に突入し、ガラスを割った。

どろぼうたちはびっくりして、おばけが入ってきたと思い震えあがって森の中へ逃げて行った。

そして、4匹はごちそうを味わい、明かりを消して、ロバはこやしの上、犬は戸のうしろ、猫はかまどの灰のそば、オンドリは天井の梁の上、とそれぞれにとって寝心地のよい場所で眠りこんだ。

 

 

真夜中をすぎて、家の中の明かりが消えたことをどろぼうたちが見ており、どろぼう頭は手下のひとりをつかって家の中のようすを探らせた。

手下は、家の中に入り、明かりをつけようと思い台所に入ると、猫の目を火のついた炭だと思って、マッチに火をつけた。

とたんに猫は怒って、どろぼうに飛びかかり、顔を爪でひっかいた。

どろぼうはおどろきのあまり逃げだし、戸口から外に出ようとした。

すると、そこで寝ていた犬はびっくりして、どろぼうの足にかみついた。

どろぼうが庭のこやしのそばを走りかかると、ロバがうしろ足でけとばした。

そしてその物音で目覚めたオンドリが大声でコケコッコーと鳴いた。

 

 

どろぼうは精一杯逃げて、頭にあの家はおそろしい魔女、ナイフをもった男、黒い怪物、裁判官がいてとても危険だということを告げたので、どろぼうたちは二度とその家にもどらなかった。

4匹のブレーメンの楽士たちはその家が気にいって、二度と出ていこうとしなかった。

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