『勇ましいちびの仕立て屋』のあらすじなど (KHM020)

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勇ましいちびの仕立て屋

グリム童話『勇ましいちびの仕立て屋』のあらすじや、 物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『勇ましいちびの仕立て屋』のあらすじ

ある日、仕立て屋が食事を準備していると、たくさんのハエが集まってきた。

仕立て屋はひと振りで多くのハエを倒したことに感激し、「一撃で7」と書かれたベルトを身に着けて旅に出る。

旅の途中で巨人たちと出会うが、仕立て屋のベルトを見た巨人たちは「7」を人間の数だと誤解し、試練を課す。

仕立て屋は知恵を使って巨人たちを翻弄し、ついには追い払うことに成功する。

その後、仕立て屋は王宮へ向かい、さまざまな課題に挑むことになる……。

『勇ましいちびの仕立て屋』の教訓・感想など一言コメント

仕立て屋は確かに勇ましいですが、その勇気の裏には「勘違い」が隠れています。

たった7匹のハエを倒しただけなのに、ベルトに「一撃で7」と刺繍するあたり、自分の強さを誇張して見せる才能は抜群です(笑)

その刺繍を見た周囲の人たちは「この男、一撃で7人を倒したのか!」と勝手に勘違いし、恐れるようになります。

仕立て屋自身も、ハエ退治でついた小さな自信を糧に大胆な行動を取っていきます。

物語全体はどこかコメディのようですが、自己暗示やポジティブなハッタリがいかに効果的かを教えてくれる話とも言えます。

「なりたい自分」を思い描き、それを信じて行動することが、実際に理想の自分に近づく第一歩になるのかもしれません。

まさに「思い込みの力」や「アファメーション」の力を感じさせる物語です。

仕立て屋のように少しの自信を大きく膨らませるスキル、案外人生に必要なことなのかもしれませんね!

『勇ましいちびの仕立て屋』の基本データ

収録ナンバー

KHM020

原作タイトル(ドイツ語)

Das tapfere Schneiderlein

英語タイトル

The Brave Little Tailor

日本語の別タイトル

  • 「勇ましいちびの仕立て屋さん」
  • 「勇敢なちびの仕立て屋」
  • 「勇敢な仕立て屋の話」

など

収録版

初版から7版までずっとだが、2版から他の話も混ざっている

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  • 本記事はグリム童話『勇ましいちびの仕立て屋』をもとにした要約です。
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