グリム童話『マレーン姫』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『マレーン姫』のあらすじ
ある王子が、強大な国のマレーン姫とよばれる姫と愛しあっていた。
しかし、マレーン姫の父王は姫をべつの人に嫁がせようとしていたので、マレーン姫は父に逆らい、7年間暗い塔に閉じ込められる。
塔を脱出した姫は滅びた故郷を後にして旅に出るが、たどり着いた城で侍女として働くことに。
そこには愛する王子がいたが、王子には偽の花嫁が現れる。
だが、姫はなんとか自らの正体を王子に明かし……。
『マレーン姫』の教訓・感想など一言コメント
7年閉じ込められる姫の話。
7年間の辛抱と、愛の再会を描く感動の物語です。
『ラプンツェル』にも似ていますが、残念ながらこの話では実の父親に閉じ込められてしまいます。
魔法なんか出てこないので、けっこう現実的なお話です。
7年も塔に閉じ込められたマレーン姫は、なんとか脱出。
しかし、脱出した頃には王国が滅びていて、もはや姫でもなくなってしまいます。
そして、女中として働くことになった国が、なんと愛する王子のいるところ!
最初はわかってもらえないけれども、悪い花嫁もいなくなって、無事結ばれることになります。
父に閉じ込められ、脱出後も厳しい運命に直面するマレーン姫の姿は、逆境に立ち向かう勇気を教えてくれます。
愛する王子に再会し、自らの力で幸せをつかむまでの過程はドラマチック。
何事もあきらめず、辛抱強く努力すれば道が開けるという教訓が込められていますね。
プリンセスストーリー好きにはもってこいの、運命のラブストーリーです!
『マレーン姫』の基本データ
収録ナンバー
KHM198
原作タイトル(ドイツ語)
Jungfrau Maleen
英語タイトル
Maid Maleen
日本語の別タイトル
特になし
収録版
6版と7版
- 本記事はグリム童話集第7版『マレーン姫』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
※リンクをクリックすると外部サイト(Amazonなど)に移動します。