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大男と仕立屋(原題:Der Riese und der Schneider)
グリム童話、『大男と仕立屋』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。
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大きな口をたたくわりにしみったれの仕立て屋が森の中をぶらついていると、遠くにとても大きな塔が見えたので近づいてみる。
近づくとそれは塔ではなく大男であり、大男は仕立て屋に何をしているのかとたずねる。
仕立て屋は森の中で仕事ができないかと考えているというので、大男は仕立て屋をやとうことにする。
仕立て屋はいいなりになりながらもこっそりと逃げる手立てを考えることにする。
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大男は仕立て屋に水をかめいっぱいくんでくるように命じると、仕立て屋は「わき水を井戸ごと持ってきてもよいか」という。
大男はびっくりして、仕立て屋は実は悪い魔法使いなのではとこわくなりはじめる。
つぎに大男は仕立て屋にまきを数本運んでくるように命じると、「森ごとひと打ちでごっそり切ってくるのはどうか」と仕立て屋がいう。
それをきいて、大男はますますこわくなった。
大男は晩ごはんにイノシシを2,3頭撃ってくるよう仕立て屋に命じると、「いちどに1000頭のイノシシを撃ってはだめか」とたずねる。
大男はとてもこわくなり、どうにかして仕立て屋を追いはらうことはできないかと考える。
翌朝、大男と仕立て屋が沼を歩いているとヤナギの木が生えていたので、大男は仕立て屋に「ヤナギの枝に乗って木を地面まで曲げることができるか」とたずねる。
仕立て屋はすぐにはいあがってふんばったので枝は地面までたれさがったが、その反動で仕立て屋は空高くはじきとばされる。
仕立て屋が見えなくなったので、大男はたいへんよろこんだ。