KHM182 『小人の使い』のあらすじ

小人の使い(原題:Die Geschenke des kleinen Volkes)

 

グリム童話、『小人の使い』のあらすじです。

 

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仕立て屋と金細工師がいっしょに旅をしていると、ある日の夕方に遠くから音楽が流れてくるのを耳にする。

2人がようすを見にいくと、たくさんのこびとの男女が輪になって楽しそうに踊っており、輪のまんなかには少し大きな年よりのこびとが座っていた。

2人はとても楽しい気分になっていると、まんなかの老人が輪に加わるよう声をかけたので、まずは背中にこぶのある金細工師がすぐ仲間入りした。

はずかしがりの仕立て屋はしばらくしてから輪に入って歌いおどっていると、老人はナイフをといで金細工師と仕立て屋の髪の毛とひげを剃ってしまう。

老人はこれが済むと2人がさからわずにいてくれたことをほめて、わきに積まれていた石炭をポケットにいっぱい入れるようにいう。

2人はいわれた通りにしたあと、こびとたちのところを出て宿屋に入り、重い石炭をポケットにいれたまま眠る。

朝めざめるとポケットの中の石炭はすべて純金に変わっており、また髪の毛とひげも元どおりに生えていた。

 

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仕立て屋は本当に満足していたが、金細工師はとてもよくばりだったので、もういちどこびとのところへ行って宝をもらいにいくことにする。

金細工師は袋をたくさん持っていき、前の日と同じようにこびとたちの輪に加わって、同じように石炭をたくさん持ちかえる。

しかし、朝めざめてみると持ちかえった石炭はそのままであり、そのうえ前の日に手にいれた金もまた石炭にもどっていた。

さらに金細工師の剃られた髪とひげも元にもどっておらず、おまけに背中のこぶがもうひとつ増えていた。

金細工師は自分のよくばりに対する罰をくらったことをさとり、大声で泣きだす。

お人よしの仕立て屋は金細工師をなぐさめて、自分の得た宝でいっしょに暮らせばよいと話す。

仕立て屋はその約束を守ったが、金細工師は死ぬまでつるつる頭と背中の2つのこぶをかかえて過ごすこととなった。

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