KHM180 『エバのふぞろいの子どもたち』のあらすじ

当ページのリンクには広告が含まれています。
目次

エバのふぞろいの子どもたち(原題:Die ungleichen Kinder Evas)

 

グリム童話、『エバのふぞろいの子どもたち』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

アダムとイブは楽園から追放されたあと、家を建てて汗を流してパンをかせがねばならなかった。

イブは毎年1人ずつ子どもを産み、ある子どもたちは美しく、ある子どもたちはみにくかった。

 

 

長い時がたって、神さまがアダムとイブの家をたずねることになり、イブは家をきれいにする。

そして美しい子どもたちだけを集めてきれいにしてしつけをし、みにくい子どもたちは家のあらゆるところに隠してしまう。

神さまは家にやってきて、集められた子どもたちをひとりずつ、王、領主、伯爵、騎士、貴族、市民、商人、そして学者になるように祝福する。

そこでイブは自分のみにくい子どもたちも同じように祝福してもらえるかもしれないと、隠していた子たちを連れてくる。

すると神さまはその子どもたちを農夫、漁師、鍛冶屋、革なめし職人、はた織り職人、靴屋、仕立て屋、焼き物職人、荷馬車ひき、船頭、使い走り、そして下男になるよう祝福する。

イブはおもわず、それは不公平な祝福だといってしまう。

神さまはそれにたいして、全員がそれぞれの役割があるので身分を守って助けあわなければならないと話す。

イブは口をはさんだことへの許しをこい、神さまの祝福をありがたく思う。

気に入ったらシェアしてね!
目次