KHM169 『森の家』のあらすじ

森の家(原題:Das Waldhaus)

 

グリム童話、『森の家』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

まずしいきこりの男は妻と娘3人と森のはずれに住んでおり、ある朝出かける前に1番上の娘にお昼ごはんを持ってくるようたのむ。

そのときに娘に道がわかるよう、キビをまいておくと約束する。

娘は昼に出かけるが、キビは森の鳥たちに食べられていたので道がわからず、迷っている間に日が暮れてしまう。

すると家の明かりが見えるので、娘は戸をたたき中に入れてもらうと、とてもひげの長い老人がいた。

暖炉のそばにはオンドリとメンドリ、そして牝牛がいっしょにおり、老人は動物たちに娘をむかえてもよいかとたずねると動物たちは受けいれる。

老人は台所に食べものがたくさんあるので何か料理をするように娘にたのみ、娘はたくさんのごちそうを作る。

娘は動物たちのことは考えず、老人とたらふく食べる。

娘は疲れて、ベッドはどこにあるかとたずねると、動物たちは「自分たちのことは知らん顔したのだから、夜寝る場所は自分で決めな」とこたえる。

老人は、2階にベッドが2つあるのでシーツをかぶせるようたのみ、あとで自分も寝に行くという。

娘は上にいってシーツをかぶせると、老人を待たずにベッドに入って眠りこむ。

後から老人は眠っている娘を見て首を振り、床の落とし戸を開けて娘を地下室へ落としてしまう。

 

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きこりは前の日に上の娘がもどらなかったので、その日は2番めの娘に昼食を持ってくるようたのみ、今度はレンズマメを道しるべにしておくという。

しかしそのレンズマメも鳥たちに食べられてしまい、2番めの娘も同じように迷子になってあの老人と動物たちのいる家に行きつく。

そこからは、上の娘とまったく同じようなことになり、2番めの娘も地下室に落とされてしまう。

 

 

次の日に、きこりはいちばんかわいがっている末の娘に昼食をたのみ、エンドウマメを道しるべにまいておく。

エンドウマメも結局食べられてしまい、末の娘も迷いこんで姉たちが行きついたのと同じ家にたどりつく。

娘は動物たちを見るとすぐにそばに行ってなでてやり、自分の食事の前に動物たちに食べものと飲みものをたらふく取ってきてやる。

そして寝るときは、老人がいっしょに来るのを待ち、お祈りをしてからベッドに入る。

夜中にまわりですごい音がしたので娘は一瞬目を覚ますが、ふたたび眠りにおちいる。

 

 

次の日、娘が目覚めるとそこは宮殿の寝室に変わっており、となりで寝ていた老人は美しい若者に変わっていた。

その若者は王子であり、悪い魔女の魔法で老人に変えられていて、王子の3人の召使いも動物に変えられていたという。

そして人間だけにでなく動物にもやさしい娘があらわれるまでその呪いが解けないことになっていたが、娘のおかげで救われたと話す。

王子は人間のすがたに戻った召使いたちに、結婚式のお祝いをするため娘の両親をむかえに行かせる。

娘は2人の姉のことをたずねると、2人は森の中に連れていかれて、動物たちにやさしくするよう心をあらためるまで炭焼きの女中としてはたらくことになっているというのだった。

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