KHM166 『強力ハンス』のあらすじ

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強力ハンス(原題:Der starke Hans)

 

グリム童話、『強力ハンス』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

むかしある夫婦のあいだにハンスという子どもがいた。

あるとき、母親と2才のハンスは森で盗賊たちにさらわれてしまい、そのまま盗賊たちのすみかで母親は家事をして過ごすこととなる。

そのあいだにハンスは大きく育ち、自分の父親がだれなのかを知りたくなる。

ハンスはこん棒をもって盗賊の頭に立ちむかうが、はじめは平手打ちをくらってしまい、1年待ってからもういちど挑むと今度は頭と盗賊をこん棒でうちのめす。

母親は感心してハンスといっしょに父親を探すことをきめ、ハンスは盗賊たちの財宝を袋につめこんで外にでる。

やがて自分たちの家と父親を見つけ、よろこびの再会をしてからハンスが持ってきた財宝を使って新しい家を建てて農業をはじめる。

 

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ハンスは次の年になると旅に出ることにして、深い森の中に入ると2人の大男にであう。

1人は木をいとも簡単にねじる力持ちで「モミの木ねじり」、もう1人は岩を簡単にくだくので「岩くだき」と呼ぶことにし、ハンスは2人を旅の仲間にする。

3人はある古い城にやってきて、中で暮らし始める。

毎日2人が狩りに行き、1人が中で料理をすることにしていたが、ある日モミの木ねじりが料理番をしていると年よりのこびとがあらわれて肉を分けてくれという。

モミの木ねじりはそれを拒むと、こびとがとびかかってなぐりつけ、モミの木ねじりは地面に倒れこんでしまう。

モミの木ねじりは狩りにでかけていた2人も同じ目にあえばいいと思って、こびとが来たことやしたことを隠していた。

次の日、料理番になっていた岩くだきも同じ目にあい、やはりモミの木ねじりと同じように自分がどんな目にあったかを隠す。

次の日、ハンスが家に残っているとこびとが同じようにあらわれるが、ハンスは自分の肉を分けてやる。

それでもこびとは満足せずに肉をもっとほしがったので、ハンスはずうずうしいやつだと思って何もあげなかった。

こびとは腹を立ててハンスになぐりかかろうとするが、ハンスのほうが逆にこびとをなぐりつけたのでこびとは逃げだし、ハンスはこびとが岩穴に逃げるまで見届ける。

ほかの2人が城に帰ってくると、2人はハンスが無事であることにびっくりし、こびとの逃げた岩穴まで行くことにする。

 

 

ハンスがかごに入ってほら穴におろしてもらうと、底には美しい娘が鎖でしばられており、そのとなりであのこびとが笑っていた。

ハンスはその娘を助けなければと思い、こびとを杖でたたいて殺すと、娘をしばっていた鎖がはずれる。

その娘は王さまの娘であったが、悪い伯爵に閉じこめられており、こびとにさんざんいやがらせをされたという。

ハンスはまず姫をかごに入れて上にあげたが、自分の番になってかごをひき上げているモミの木ねじりと岩くだきは信用できないと思いはじめ、自分の代わりに杖だけをかごに乗せる。

するとハンスの予想どおり、2人はかごを放して落としてしまう。

ハンスはどのように穴から出るか考えていると、こびとの指にきらりと指輪が光るのが見えたのでそれをはずして自分の指にはめて回してみる。

そうすると頭の上がさわがしくなり、見上げると空気の精たちがおり、ハンスをご主人さまと呼んでたのみごとをなんでも聞くという。

ハンスは少し考えてから自分を穴から出してほしいとたのみ、無事地上にもどる。

城にもどってもほかの2人のすがたは見えず、ハンスは空気の精を呼び、モミの木ねじりと岩くだきが姫を連れて小舟で逃げようとしているということを知る。

ハンスは走って海辺まで行くと、3人の乗る小舟が見えたので、杖を持ったまま海にとびこむが杖の重さでおぼれ死にそうになる。

ハンスはもう一度空気の精を呼んで小舟まで運んでもらい、そこでモミの木ねじりと岩くだきを杖でやっつけて海に放りこむ。

そしてハンスは姫を城まで連れていき、そこで婚礼をあげた。

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