KHM148 『神様の動物と悪魔の動物』のあらすじ

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神様の動物と悪魔の動物(原題:Des Herrn und des Teufels Getier)

 

グリム童話、『神様の動物と悪魔の動物』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

神さまはありとあらゆるけものをつくり、オオカミを自分の犬に選ぶが、ヤギをつくるのを忘れてしまう。

悪魔は自分もけものもつくろうと思い、ヤギをつくって長いしっぽをつける。

ヤギたちのしっぽはいつも牧場のいばらのやぶに引っかかったので、悪魔はそのたびにヤギをいばらから放してやらなくてはならなかった。

悪魔はそのうち腹を立て、ヤギのしっぽを残らずかみ切ってしまう。

 

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悪魔はヤギたちに草を食わせたままにしておくと、やがてヤギたちが木をいためつけるようになる。

神さまはそれを見て自分のオオカミをけしかけると、オオカミはヤギたちを引きさいてしまう。

悪魔は神さまのところへいって自分のヤギたちが神さまのオオカミに引きさかれたと話し、弁償にお金をたくさん支払ってほしいという。

神さまはそれを受けいれ、かしわの葉がみんな落ちたらお金を取りにくるようにいう。

悪魔はかしわの葉がすっかり落ちたころに出かけていくが、コンスタンチノープルの教会のかしわの葉はまだ全部残っていると神さまはいう。

悪魔はいかりくるって、そのかしわの木を見つけだそうと荒れ野を6か月さまよい、ついにその木を見つける。

 

 

しかし悪魔が戻ってきたころにはほかのかしわの木が緑の葉をいっぱいつけていたので、悪魔は受けとれるはずのお金をあきらめなければならなかった。

腹を立てた悪魔はやぎの目を全部えぐり出して、自分の目をはめこむ。

こうしてやぎは悪魔の目とかみ切られたしっぽを持つようになり、悪魔もやぎのかっこうをするのが好きになる。

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