KHM110 『いばらの中のユダヤ人』のあらすじ

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いばらの中のユダヤ人(原題:Der Jude im Dorn)

 

グリム童話、『いばらの中のユダヤ人』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

むかしあるところにとてもよく働く下男がおり、けちな主人はその下男を、1年たっても2年たっても手当てをあたえずに働かせていた。

3年が過ぎたころに、下男は世の中に出るための手当てを求め、主人は銅貨3枚をあたえた。

下男はお金のことがよくわからず、その手当てをもらったことでとても気分よく楽しそうに旅をしていた。

 

 

あるとき小人が下男に声をかけ、自分はとても貧乏だから持っている3枚の銅貨をくれないかとたのむ。

下男は親切にその銅貨を渡すと、小人は下男の親切さにたいするお礼として願いを3つ叶えるという。

下男は、どんな鳥でも撃ちおとせる鉄砲、音を聞くとだれでも踊りがやめられなくなるバイオリン、そして頼みごとをしたらだれにも断れないようにする力を願った。

小人は下男の願いを全て叶えて鉄砲とバイオリンを渡したので、下男はよろこんで先へ進んだ。

 

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先へ行くと、やぎひげを生やしたユダヤ人が木の上の鳥をほしがっているところを通りかかる。

下男はすぐに小人にもらった鉄砲で鳥を撃ちおとすと、鳥はいばらのしげみに落ちた。

ユダヤ人はいばらのしげみに落ちた鳥を取りに行くが、下男はそこでバイオリンを弾きはじめたので、ユダヤ人はいばらの中で踊るはめになった。

下男は、ユダヤ人がこれまでに世の中の人をひどい目に合わせた罰として、バイオリンを弾くのをやめなかった。

やがてユダヤ人は金の入った財布と引きかえにバイオリンを弾くのをやめてほしいと頼んだので、下男は財布を受けとって進んでいった。

ユダヤ人は下男をさんざんののしり、町の裁判官のところへ行って、ある男にひどい目にあわされて金を取られたとうったえる。

ユダヤ人はその男は鉄砲とバイオリンを持っていると説明したので、裁判官の家来はすぐに下男に追いつき、強盗の罪で下男にしばり首の刑を言いわたす。

 

 

下男は首つり台のところまで登っていくと、最後にバイオリンを弾かせてほしいと裁判官にお願いする。

そこにいたユダヤ人は悲鳴をあげて反対したが、下男の頼みはだれにも断れないので、下男はバイオリンを弾きはじめた。

するとたちまち裁判官、ユダヤ人、そしてそこにいたすべてのものたちが踊りをやめられなくなった。

やがて裁判官が、命を助けるからバイオリンを弾くのをやめるように下男にいうと、下男は首つり台から降りてユダヤ人のところへ行った。

そして、金の入った財布はどこから取ってきたか白状しないとまたバイオリンを弾くとおどしたので、ユダヤ人はその財布は盗んだものであることを白状した。

裁判官はユダヤ人を泥棒の罪でしばり首の刑にした。

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