グリム童話『フリーダーとカーテルリースヒェン』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『フリーダーとカーテルリースヒェン』のあらすじ
フリーダーとカーテルリースヒェンはドタバタの日常を送る若い夫婦。
カーテルリースヒェンの失敗や奇想天外な行動が次々とトラブルを引き起こす。
そんな中で、家に悪者がやってきて、金貨を持っていってしまう。
そして偶然の幸運で悪者たちを追い払い……。
『フリーダーとカーテルリースヒェン』の教訓・感想など一言コメント
『フリーダーとカーテルリースヒェン』は、カーテルリースヒェンの突拍子もない行動が繰り広げられるユーモア満点の物語です。
『かしこいエルゼ』とも似ていますね。
ソーセージやビールを台無しにしたり、チーズを転がして追わせたりと、どれも予想外で笑ってしまいます!
一方で、彼女の失敗が結果的に悪人を撃退し、金貨を取り戻す展開はスカッとします。
夫のフリーダーはすごくいい人で、彼がカーテルリースヒェンを見守る姿勢も、物語を温かく感じさせますね。
このお話の教訓は「失敗も人生の一部」ということでしょうか。
予測できない出来事が続いても、最終的に物事はなんとかなる……そんな楽観的なメッセージが伝わってきます。
軽い気持ちで楽しめる、ほのぼのとした作品ですね!
『フリーダーとカーテルリースヒェン』の基本データ
収録ナンバー
KHM059
原作タイトル(ドイツ語)
Der Frieder und das Katherlieschen
英語タイトル
Frederick and Catherine
日本語の別タイトル
- 「フリーデルとカーテルリースヒェン」
など
収録版
2版から7版まで
- 本記事はグリム童話集第7版『フリーダーとカーテルリースヒェン』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
※リンクをクリックすると外部サイト(Amazonなど)に移動します。