グリム童話『黄金の鳥』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『黄金の鳥』のあらすじ
王さまの庭の黄金のリンゴを奪った金の鳥を求め、末っ子の王子が旅に出る。
助けたキツネの助言で金の鳥や金の馬、美しい姫を手に入れるが、兄たちの裏切りで命を落としかける。
キツネの助けで王子は復讐し、全てを取り戻す。
その後、王子は森へ行き、またキツネと出会うが……。
『黄金の鳥』の教訓・感想など一言コメント
『黄金の鳥』というタイトルですが、キツネが大活躍するお話ですね!
賢く忠実なキツネが、末っ子の王子を助ける様子は見ていて爽快です。
一方で、兄たちの嫉妬や裏切りはリアルな人間の感情を描いており、教訓めいたものを感じます。
王子が助言を守らずにピンチに陥る場面は、忠告の重要さを教えてくれます。
それでもキツネが最後まで見捨てないのは、王子の本質的な優しさや信頼が伝わっているからでしょう。
さらに、キツネの正体が魔法にかけられた人間だったとわかるラストは、なかなかに感動的です。
キツネにとことんだまされてそうな感じがするお話ですが、「信じる者は救われる」というメッセージが物語全体を通じて感じられますね。
勇気や信頼、助け合いの大切さが詰まった素敵な物語です!
『黄金の鳥』の基本データ
収録ナンバー
KHM057
原作タイトル(ドイツ語)
Der goldene Vogel
英語タイトル
The Golden Bird
日本語の別タイトル
- 「金の鳥」
など
収録版
初版から7版までずっと
2版から別の話が混ざっている
- 本記事はグリム童話集第7版『黄金の鳥』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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