グリム童話『ねずの木の話』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『ねずの木の話』のあらすじ
金持ちの男と信心深い妻に待望の息子が生まれるが、妻は亡くなり、男は再婚する。
新しい妻が娘を生むと、前妻の息子を憎み、命を奪う。
すると、遺骨を埋めたねずの木から不思議な鳥が現れ、歌を通じて真実を伝える。
そして、その鳥は男と娘にプレゼントをし、新しい妻には石臼を落とす……。
『ねずの木の話』の教訓・感想など一言コメント
KHM046『フィッチャーの鳥』につづいて、『ねずの木の話』もなかなかに残酷な物語になっています。
2人目に結婚した奥さんが、狂気の沙汰に走る童話です。
再婚相手の嫉妬が引き起こした恐ろしい行動が描かれる一方で、鳥に姿を変えた息子が逆境を乗り越え、家族を再び結びつける展開がおもしろいです。
悲劇と再生が織り交ざる物語ですね。
このお話には、「不当な行いには必ず報いがある」という教訓が込められているように感じます。
最後に家族が平和を取り戻す姿には、安心感を覚えます。
『ねずの木の話』の基本データ
収録ナンバー
KHM047
原作タイトル(ドイツ語)
Von dem Machandelboom
英語タイトル
The Juniper Tree
日本語の別タイトル
- 「びゃくしんの話」
など
収録版
初版から7版までずっと
4版から話が少し変わっている
『ねずの木の話』の 関連コンテンツ
本当は怖いグリム童話
- 本記事はグリム童話集第7版『ねずの木の話』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
※リンクをクリックすると外部サイト(Amazonなど)に移動します。