グリム童話『仕立て屋の親指小僧の遍歴』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『仕立て屋の親指小僧の遍歴』のあらすじ
仕立て屋の親指ほどの小さな息子は「親指小僧」と呼ばれ、世間を見たいと旅に出る。
盗賊の手伝いや宿屋での騒動、牛やソーセージの中に閉じ込められるなど波乱万丈な日々を送るが、知恵と運で切り抜ける。
そして草原でキツネに出くわし……。
『仕立て屋の親指小僧の遍歴』の教訓・感想など一言コメント
『勇ましい仕立て屋』と『親指小僧』が合わさったような童話。
親指小僧の冒険が痛快なアクション物語です。
小さな体を活かして大胆な行動に出る一方で、トラブルに巻き込まれる様子がユーモラスで痛快ですね。
何度も危機を乗り越える姿に「とにかく行動することの大切さ」を感じます。
そして最後に家族愛のあたたかさで締めくくられるのもほっこりしますね。
冒険の中で得た成長も感じさせる物語です!
『仕立て屋の親指小僧の遍歴』の基本データ
収録ナンバー
KHM045
原作タイトル(ドイツ語)
Daumerlings Wanderschaft
英語タイトル
Thumbling’s Travels
日本語の別タイトル
- 「仕立屋の親指小僧の旅歩き」
- 「親指小僧の旅歩き」
- 「親指小僧の修業の旅」
など
収録版
初版から7版までずっと
2版から別の話が混ざっている
- 本記事はグリム童話集第7版『仕立て屋の親指小僧の遍歴』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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