グリム童話『トゥルーデおばさん』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『トゥルーデおばさん』のあらすじ
わがままな女の子が、親の反対を無視してトゥルーデおばさんを訪ねる。
道中で奇妙な黒、緑、赤の男たちを目撃し、さらにおばさんが悪魔の姿をしているのを見てしまう。
トゥルーデおばさんは女の子を待っていたと言い、彼女を丸太に変えてしまう……。
『トゥルーデおばさん』の教訓・感想など一言コメント
両親の言うことをきかない生意気な女の子が、魔女に焼かれるという怖いお話。
本当に怖いグリム童話としても有名です。
途中の色ごとの登場人物たちの描写が、不安感をじわじわ煽ります。
「両親の言うことは聞きなさい」という教訓がハッキリと見てとれますし、また「知らない人に近づくな」という教訓がこれほど直接的に描かれているのも珍しいです!
それにしても、トゥルーデおばさんの冷たさにはゾッとしますね!
昔の子どもへの戒めがここまで生々しいのは、ある意味グリム童話らしいです。
『トゥルーデおばさん』の基本データ
収録ナンバー
KHM043
原作タイトル(ドイツ語)
Frau Trude
英語タイトル
Frau Trude
日本語の別タイトル
- 「トゥルーデばあさん」
- 「トルーデおばさん」
など
収録版
3版から7版まで
『トゥルーデおばさん』の関連コンテンツ
本当は怖いグリム童話
- 本記事はグリム童話集第7版『トゥルーデおばさん』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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