『強盗のおむこさん』のあらすじなど (KHM040)

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グリム童話『強盗のおむこさん』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『強盗のおむこさん』のあらすじ

粉屋の娘は金持ちの求婚者と婚約するが、彼に対して不安を抱いていた。

招かれた婚約者の家で、その男が盗賊の一人であることを知る。

そこで老女の助けを得て、盗賊の家を抜け出し、父親にすべてを話す。

婚礼の日、娘は「夢」と称して婚約者の悪事を明かす。

証拠として盗まれた品物を見せると、婚約者は顔を真っ青にして……。

『強盗のおむこさん』の教訓・感想など一言コメント

グリム童話初版収録の『青髭』と『ヘンゼルとグレーテル』を足したような出だしで始まる童話。

強盗たちが若い娘を連れてきては、どんどん手にかけていくけっこう残酷な話です。

婚約者に対する娘の違和感が、物語全体を通じてカギとなりますね。

森の中で危険に直面しつつも、助けてくれた老女の存在と、自分の機転で無事に脱出する姿にはハラハラさせられます。

婚礼の日に婚約者の秘密を暴く場面が印象的。

夢のように語る娘のウィットや、それを信じて対応する周囲の人々の連携が物語を動かします。

こうした知恵と勇気が困難を解決するというのは、昔話らしいテーマですね。

全体的にホラー作品のような緊張感のあるストーリーですが、娘が自分の力で運命を切り開く展開は胸がすく思いです。

不安を感じたら直感を信じることの大切さも、教訓として教えてくれる物語です!

『強盗のおむこさん』の基本データ

収録ナンバー

KHM040

原作タイトル(ドイツ語)

Der Räuberbräutigam

英語タイトル

The Robber Bridegroom

日本語の別タイトル

  • 「盗賊のお婿さん」

など

収録版

初版から7版までずっと

2版から別の話が混ざっている

  • 本記事はグリム童話集第7版『強盗のおむこさん』をもとにした要約です。
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