グリム童話『知恵者エルゼ』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。
一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。
目次
『知恵者エルゼ』のあらすじ
「かしこいエルゼ」と呼ばれる娘は、結婚を望むハンスのためにその知恵を示す。
しかし、地下室で未来を想像しすぎて泣き出してしまう。
周りの人たちを巻き込んで大騒ぎになるが、ハンスは結婚を決める。
そして、結婚後もエルゼの失敗は続き、とうとう自分が誰かわからなくなり……。
『知恵者エルゼ』の教訓・感想など一言コメント
別名「かしこいエルゼ」とも訳されるこのお話。
かしこいと言いながらも頭の弱い人が登場するシリーズ。
今回は女の「エルゼ」が登場し、どんどんやらかしてしまうコメディです。
地下室でツルハシを見て「未来の子どもが危険だ!」と泣き出すシーンは、ある意味すごい想像力の持ち主ともいえますが(笑)、普通はそこまで考えませんよね。
先の先を読みすぎてしまっているのかもしれません。
エルゼが巻き起こすドタバタ劇は、彼女の素直さとユーモラスな性格の表れでしょう。
周囲の人たちが一緒に泣いてしまう展開も、なんだか滑稽で微笑ましいです。
ただ、結婚後のハンスとのやり取りでは、エルゼの行動がエスカレートしてしまいますが……。
この物語は「考えすぎることの弊害」や「バランスの大切さ」を教えているように感じます。
現代でも、あれこれ悩みすぎて行動できなくなることはあるので、少し肩の力を抜いて笑い飛ばしたい話ですね。
エルゼのユニークなキャラクターは、不器用ながらもどこか愛らしいです!
『知恵者エルゼ』の基本データ
収録ナンバー
KHM034
原作タイトル(ドイツ語)
Die kluge Else
英語タイトル
Clever Elsie
日本語の別タイトル
- 「かしこいエルゼ」
など
収録版
2版から7版まで
- 本記事はグリム童話集第7版『知恵者エルゼ』をもとにした要約です。
参考資料
- グリム兄弟(編)『グリム童話全集 : 子どもと家庭のむかし話』シャルロット・デマトーン(イラスト) 橋本孝・天沼春樹(訳) 西村書店, 2013年.
- 高木昌史『決定版 グリム童話事典』三弥井書店, 2017年.
- Jacob Grimm, Wilhelm Grimm. Grimm’s Complete Fairy Tales (Leather-bound Classics), Introduction by Kenneth C. Mondschein, Translated by Margaret Hunt, Canterbury Classics, 2011.
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