『しらみとのみ』のあらすじなど (KHM030)

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しらみとのみ

グリム童話『しらみとのみ』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『しらみとのみ』のあらすじ

シラミとノミが一緒に暮らし、ビールを作ったところ、シラミがやけどをしてノミが泣き出す。

それがきっかけで、小さなドアがきしみ、ほうきが掃除を始め、荷車が走り出し、こやしが燃え、小さい木が揺れ、女の子が水がめを割り、泉が勢いよく流れ出して……。

『しらみとのみ』の教訓・感想など一言コメント

おなじみ、人間が主人公ではないコメディ。

ドアやほうきも出てきて、相変わらずハチャメチャになっていきます。

シラミのやけどから始まり、ノミ、ドア、ほうき…と、どんどん影響が広がる様子には思わず笑ってしまいます。

物語の展開はシンプルですが、その中に「些細なことが大きな結果を引き起こす」という教訓を見出せます。

現実でも、小さな問題を軽視すると大きなトラブルに発展することがありますよね。

いわゆるバタフライ・エフェクトです。

特におもしろいのは、話の中で次々と物やキャラクターが動き出すところ。

生き物だけでなく、道具まで大騒ぎに巻き込まれるのが童話らしい特徴ですね!

これは、子どもたちの想像力をかき立てそうです。

何ともユーモラスで、少し皮肉な結末が、このお話の独特の魅力を作り出していると言えます。

『しらみとのみ』の基本データ

収録ナンバー

KHM030

原作タイトル(ドイツ語)

Läuschen und Flöhchen

英語タイトル

The Louse and the Flea

日本語の別タイトル

  • 「シラミとノミ」

など

収録版

初版から7版までずっと。

  • 本記事はグリム童話集第7版『しらみとのみ』をもとにした要約です。
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