KHM030 『しらみとのみ』のあらすじ

しらみとのみ(原題:Läuschen und Flöhchen)

 

グリム童話、『しらみとのみ』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

シラミとノミはいっしょに暮らしはじめて、卵のからを入れ物にしてビールをつくった。

すると、シラミはその中に落ちてやけどをしてしまい、ノミは大声で泣きはじめた。

 

 

小さい部屋のドアはノミに、なぜ泣いているのとたずねた。

ノミは、シラミがやけどをしたからだとこたえた。

すると、小さな部屋のドアはギイギイときしみはじめた。

 

 

すみっこの小さいほうきは小さなドアに、なぜギイギイきしむのかとたずねた。

小さなドアは、シラミがやけどをして、ノミが泣いているからだとこたえた。

すると、ほうきはおそろしい勢いでそうじをしはじめた。

 

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そこへ、小さい荷車が通りかかってほうきに、なぜそうじをするのかとたずねた。

ほうきは、シラミがやけどをして、ノミが泣いて、ドアがきしむからだとこたえた。

すると、荷車はおそろしい勢いで駆けだした。

 

 

通りかかったそばのこやしは荷車に、なぜ走っているのかとたずねた。

荷車は、シラミがやけどして、ノミが泣いて、ドアがきしんで、ほうきがそうじをするからだとこたえた。

すると、こやしはまっ赤な火をあげて燃えはじめた。

 

 

小さい木はこやしに、なぜ燃えているのかとたずねた。

こやしは、シラミがやけどして、ノミが泣いて、ドアがきしんで、ほうきがそうじをして、荷車が走るからだとこたえた。

すると、小さい木はからだをゆすりはじめた。

 

 

水がめをもってやってきた女の子は小さい木に、なぜからだをゆすっているのかとたずねた。

小さい木は女の子に、シラミがやけどして、ノミが泣いて、ドアがきしんで、ほうきがそうじして、荷車が走って、こやしが燃えるからだとこたえた。

すると、女の子は水がめをこなごなに割った。

 

 

そして、水のわきでている泉は女の子に、なぜ水がめを割るのかとたずねた。

女の子は泉に、シラミがやけどして、ノミが泣いて、ドアがきしんで、ほうきがそうじして、荷車が走って、こやしが燃えて、小さい木がからだをゆするからだとこたえた。

すると、泉はおそろしい勢いで流れだした。

それで、女の子も、木も、こやしも、荷車も、ほうきも、ドアも、ノミも、シラミも、みんないっしょに水の中でおぼれて死んでしまった。

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