『白へび』のあらすじなど (KHM017)

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白へび

グリム童話『白へび』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『白へび』のあらすじ

召使いの青年は、国王が毎晩食べている「白いヘビ」を口にしてしまい、動物と話せる力を手に入れる。

彼は無実の罪で処刑されかけるが、動物の声を聞き取り、ガチョウの中から王妃の指輪を見つけ出して助かる。

その後、旅に出た青年は、動物たちを助けながら旅を続ける。

とある国の王が、娘の結婚相手に難題を解決する者を求めると、青年は挑戦することを決意する。

金のリングを海から取り戻す、きびを草むらから集める、命の木からりんごを取る。

そんな困難な試練を、彼が助けた魚、アリ、カラスたちが手助けしてくれて……。

『白へび』の教訓・感想など一言コメント

KHM016につづき、ヘビの話が連チャンします。

今回のヘビは、なんと食べたとたんに動物と話せるようになるというもの。

ヘビを食べたら動物と話せるって、なかなかぶっ飛んだ設定ですね(笑)

でもそこから始まる、動物との絆と恩返しの展開が、まさに「情けは人のためならず」を体現しています!

ヘビそのものはすぐに消えるけど、その後のRPGのような試練と、「命の木」というファンタジー要素はワクワクしますね。

助けた相手がちゃんと助けてくれる、そんなシンプルだけど温かいメッセージが詰まったお話です。

『白へび』の基本データ

収録ナンバー

KHM017

原作タイトル(ドイツ語)

Die weiße Schlange

英語タイトル

The White Snake

日本語の別タイトル

  • 「白い蛇」
  • 「白いへび」

など

収録版

初版から7版まで

  • 本記事はグリム童話集第7版『白へび』をもとにした要約です。
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