『白へび』のあらすじなど (KHM017)

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グリム童話『白へび』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

目次

『白へび』のあらすじ

ある国の王は、毎晩、フタがされた皿を受け取っていた。

召使いが国王の皿を取り戻すとき、好奇心が強かったためそのフタをあけてしまった。

彼はフタの下に、とぐろを巻いた白いヘビを発見した。

召使いはそのヘビを少し食べてみると、動物と話せるようになった。

まもなく、召使はお妃の指輪を盗んだとして訴えられてしまう。

彼は無実を証明しないと打ち首にされると言われる。

そんなとき、ガチョウが指輪のせいで苦しんでいるのを聞き、召使いはガチョウをつかんでキッチンに急ぐ。

ガチョウを切り開くと、中から指輪が出てきた。

国王は謝罪し、召使いにほうびを授けた。

召使いは馬一頭と旅の費用をもらった。

旅行中、召使いは危機に陥っている動物を助けた。

とある町では、国王は娘を嫁にやりたいと発表した。

しかし、どんな相手でも最後まで困難な仕事を完了するか、処刑されることに同意しなければならなかった。

召使いは美しい娘を見ると、その条件に同意した。

国王は金色のリングを海に投げ込んで、それを取り戻すように青年に言う。

この仕事に、以前助けた魚たちが協力をしてくれる。

次に、草の中へまいたきびを拾い集めるよう言われるが、以前助けたアリのおかげで成し遂げる。

最後に、命の木からりんごを取ってくるよう言われ、カラスの協力で無事達成する。

命のりんごを食べた王女は召使いの青年をとても愛するようになり、二人は幸せに暮らした。

『白へび』の教訓・感想など一言コメント

KHM016につづき、ヘビの話が連チャンします。

今回のヘビは、なんと食べたとたんに動物と話せるようになるというものです。

(そもそも、ヘビ食べるんですね……!)

それからはヘビの出てくる場面はなく、主人公の召使いが、動物を助けていくストーリー展開になります。

「情けは人のためならず」がにじみ出ている童話です。

「命の木」という、RPGに出てきそうなアイテムが出てくるのもおもしろいポイントですね。

『白へび』の基本データ

収録ナンバー

KHM017

原作タイトル(ドイツ語)

Die weiße Schlange

英語タイトル

The White Snake

日本語の別タイトル

  • 「白い蛇」
  • 「白いへび」

など

収録版

初版から7版まで

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