『糸くり三人女』のあらすじなど (KHM014)

当ページのリンクには広告が含まれています。
糸くり三人女

グリム童話『糸くり三人女』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『糸くり三人女』のあらすじ

糸つむぎが大嫌いな女の子は、母親の嘘がきっかけでお妃に見初められ、城で大量の麻をつむぐことを命じられる。

しかし、途方に暮れている彼女の前に、口が大きな女、片手が大きな女、片足が大きな女の三人が現れ、結婚式に招待することを条件に糸つむぎを引き受けてくれた。

三人のおかげで女の子は無事に仕事を終え、王子と結婚できることになる。

結婚式に招待された三人の風貌に驚いた王子が理由を尋ねると、彼女たちは「糸つむぎのやりすぎ」でその姿になったと答える……。

『糸くり三人女』の教訓・感想など一言コメント

仕事を丸投げしたのに、しっかりハッピーエンドをつかむ女の子(笑)

まさに運で成功を勝ち取った人です。

三人の女たちは、まるで童話に出てくる「妖精」のような存在ですが、その代償が「変わった見た目」というのも皮肉が効いています。

糸つむぎのやりすぎであんな姿になったら、確かに仕事をさせたくなくなる王子の気持ちもわかりますね。

教訓としては、「困った時は素直に助けを借りるのも大事!」でしょうか。

そして、約束をきちんと守ることで、人生はうまくいくこともあるのかもしれません!

『糸くり三人女』の基本データ

収録ナンバー

KHM014

原作タイトル(ドイツ語)

Die drei Spinnerinnen

英語タイトル

The Three Spinning Women

日本語の別タイトル

  • 「糸をつむぐ三人の女」
  • 「三人の糸つむぎ女」

など

収録版

初版から7版までずっとだが、2版から別の話が混ざっている

  • 本記事はグリム童話集第7版『糸くり三人女』をもとにした要約です。
気に入ったらシェアしてね!
目次