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狐と猫(原題:Der Fuchs und die Katze)
グリム童話、『狐と猫』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。
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あるとき、猫が森の中を歩いているとキツネのだんなを見つけ、キツネはかしこくて経験もたくさんあり世間で重んじられているので、猫は愛想よくあいさつをした。
しかし、とても高慢なキツネは猫を見くだしていたので、猫をさんざんにさげすんで、どんな技を持っているのかたずねる。
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猫は、犬が追ってきたときに木の上にとびあがって身を守るというたった1つの技だけがある、と答える。
キツネは猫をばかにして、自分は100以上の技を心得ているし、知恵袋も持っていることを自慢した。
するとそこに4頭の犬を連れた狩人がやってきたので、猫はすばやく木の上にとびのって、枝や葉が猫をすっかり隠した。
そして猫は、知恵袋を開けるようにとキツネに叫んだが、犬たちはすばやくキツネにつかみかかり、つかまえてしまった。
100以上もの技をもっているのにどうしようもない、自分のように木にのぼることができれば命を落とさなくてすんだのにと、猫はキツネに大声でいった。