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狼と人間(原題:Der Wolf und der Mensch)
グリム童話、『狼と人間』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。
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あるとき、キツネがオオカミに人間の強さを語った。
どんな動物でも人間にはかなわないのだということを伝えるが、オオカミはそれでも人間をおそうという。
するとキツネは、次の日にオオカミに人間がどういうものなのかを見せようといって、オオカミを狩人のよく通る道に連れていく。
最初にあらわれたのは年をとって退役した兵隊であったが、キツネはオオカミに、あれはむかし人間だったものだ、といった。
次にあらわれたのは、学校へ行く途中の小さな男の子だったが、キツネは、あれはこれから人間になるものだ、と話す。
最後に双身の散弾銃を背負って山刀をこしにつけた狩人があらわれ、キツネは、あれが人間だ、という。
キツネはほら穴にひっこんだが、オオカミはその狩人をめがけておそいかかると、狩人はオオカミ用の弾がないといって、散弾銃をオオカミの顔に撃ちこむ。
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オオカミは顔をゆがめながらも、ひるまずに突進したので、狩人はもう一度オオカミの顔を撃った。
それでもオオカミは苦痛に耐えながら狩人をめがけて突進した。
狩人は山刀をぬいてオオカミに2,3回切りつけたので、オオカミは体から血を流して泣きながらキツネのもとへ逃げ帰る。
そしてオオカミはキツネにさんざんな目にあったこと話すと、キツネはオオカミにことをほら吹きだと呼んだ。