今回は、「お姫様になりたい！」という人に向けて、「お姫様」になるためのポイントを「お姫様」から探ってみたいと思います！
お手本とするお姫様は、女性なら誰もがきっと一度はあこがれたことがあるであろう、ディズニープリンセスたちです。
ディズニーが全世界で大ヒットしているのも、プリンセスありきといっても過言ではないかもしれません。
そんなディズニープリンセスたちは、いったいどんな人たちなのでしょうか？
そこに、お姫様になるための、ヒントが隠されているのでは……？
ということで今回は、ディズニープリンセスたちの性格から、お姫様の特徴を探っていきます。
忍耐強いお姫様、シンデレラ
まずは「シンデレラ」。
シンデレラは、まま母とまま姉たちにひたすらいじめられてきました。
しかしあるとき、舞踏会に行く機会に恵まれ、そこで出会った王子とのちのち結婚して幸せになります。
貧乏で毎日いじめられ、家事をやらされる毎日から、一気に宮殿での暮らしへとグレードアップするわけです。
これぞまさに「シンデレラストーリー」です。
そんなシンデレラの特徴としては、やはりその「忍耐強さ」でしょう。
シンデレラは決して、毎日を怠けて過ごしているわけではありません。
掃除をし、ご飯を作り、食料の調達にも行きます。
かなりの働き者です。
そしてそれは、まま母たちに命令されていた部分がありつつも、シンデレラ自身がそもそも家事をやる性分なのです。
小さいことをきちんとこなしながら、いじめに耐え抜く忍耐力を持っている……そんな、毎日を生き抜く力があったからこそ、素敵な王子様と巡り合えるチャンスがあったのでしょう。
努力を怠らず、勤勉さをもって生活することで、良いことがめぐってくるということですね。
がんばった分だけ、しっかり報われるのです。
シンデレラは決して、金持ちになりたいとか、仕事をやめたいとか、そんなことを思ってはいませんでした。
むしろ、いじわるなまま母やまま姉たちの「ために」働きたいとすら考えていた部分もあるでしょう。
まま母たちに仕返ししてやろうではなく、まま母たちにもやさしかったシンデレラ。
「忍耐強さ」に「やさしさ」をプラスすれば、まさにお姫様の誕生というわけですね。
ご奉仕のお姫様、白雪姫
つづいて「白雪姫」。
白雪姫もシンデレラと同様、家事をしっかりこなす「家事のプロ」です。
お姫様というと、なんとなく身の回りのことは執事や召使いなんかにまかせっきりなイメージがあるかもしれません。
しかし、白雪姫は違いました。
森の中をさまよい、小人たちに助けられたとき、自分はしっかりと家事をすることで、小人たちにご奉仕しているのです。
ただただお世話になるだけでなく、自分から何かを与えようとしています。
つまり、決して「自分は姫だ！」なんて傲慢な態度ではなく、やさしさにはしっかりやさしさをもって返すわけです。
与えられた恩には、こちらも与えて返す。
そんな白雪姫のやさしさと奉仕の心が、のちの王子様との出会いにつながったのでしょう。
一度死んだって、生き返れるくらいの幸運を手に入れるわけです。
寝ているだけのお姫様、オーロラ姫
さて、こうやって見ると、次も家事が得意な姫なのかと思いきや、『眠れる森の美女』の「オーロラ姫」は少し違います。
オーロラ姫は、ぶっちゃけ寝ているだけです。
糸車のつむに指を刺してしまったがため、マレフィセントがかけた悪い魔法による眠りについてしまいます。
そんな悲劇的なポイント以外、別段お姫様らしきポイントは存在しません。
いや、決して批判しているわけではありませんよ。
オーロラ姫のすごいところは、ただ寝ているだけなのに、しっかり王子様が現れるところです。
ただ、突然王子様が現れる原作の『いばら姫』とは違って、ディズニー版アニメでは、眠る前に森の中で王子様と出会っています。
その分アドバンテージはあるものの、やはりその「運の良さ」は天下一品です。
原作なんか、100年寝ていて、たまたまそのときにやってきて起こしてくれた王子様が、運命の人になるわけですからね。
あとは、森の動物たちとたわむれるような「やさしさ」も、オーロラ姫の持ち味。
寝ているだけと言ってしまいましたが、心やさしい素敵なお姫様であることは間違いありません。
知的なお姫様、ベル
『美女と野獣』の「ベル」は、ディズニープリンセスの中でも一番知的で頭がいいです。
読書家な一面もあって、教養もばっちり。
あらゆる分野においての知見を持っているということは、やはりお姫様になるためのポイントになってくるでしょう。
また、頭だけでなく、野獣のもとへ自ら足を運んでいく「勇気」も兼ね備えています。
読書でいろんな知識をつけつつ、勇気をもって行動していくのも大事そうです。
わがままなお姫様、アリエル
『リトルマーメイド』の「アリエル」は、わがままで自由奔放。
父親に思いっきり反抗して、海の世界から人間のいる陸の世界に行こうとします。
わがままになるのがいいのかは置いておいて、その好奇心の旺盛さは目を見張るところですね。
自分の欲望に素直になって、難しそうな目標を達成しようと本気になる。
いつも夢見ることを忘れず、夢を夢で終わらせない。
そんな前向きな姿勢が、アリエルからは伝わってきます。
常にポジティブに、自分の気持ちに素直になること。
これも、お姫様として重要になりそうなポイントです。
活発で元気なお姫様、ラプンツェル
好奇心旺盛で目標を達成しようとするのは、『塔の上のラプンツェル』の「ラプンツェル」も同じです。
ラプンツェルの場合、最初は自分が「姫」だということには気づいていませんが、性格的には十分「姫」の素質があったということでしょう。
ずっと塔の中で閉じ込められてきたラプンツェルは、外の世界に出ようと必死になります。
それは単純に好奇心からと、窓から見るランタンをどうしても外の世界で見てみたいという、「強い願い」があったからです。
そして実際に外に出てからは、思いがけない冒険がたくさん待っていました。
それをひとつひとつくぐり抜けていくだけのポジティブさ、明るさ、そして勇気は、ラプンツェルのとっておきの持ち味ですね。
苦労があったとしても、それを明るく笑い飛ばせる気持ちの強さを持っています。
加えて、冒険を乗り切るだけのアクロバティックな身体の動きも、現代のお姫様には必要なようです。
ラプンツェルはその点、運動神経もばっちり。
おしとやかさだけではなく、「活発な元気さ」も大事なポイントですね。
自分を解放するお姫様、エルサ
『アナと雪の女王』の「エルサ」の持ち味は、なんといっても自分を貫く「芯の強さ」。
もちろん魔法のパワーが強いというのもありますが、自分らしさを貫いていく心の強さがあります。
エルサは、ディズニーのお姫様では珍しく、お相手となる王子様がいません。
そう、男性に依存せずともやっていける、女性の強さを持っているのです。
もちろん、心の葛藤は山ほどあって、ずっと閉じこもってしまった引きこもりの一面もあります。
しかし、魔法の力がバレてからは、自分を思いっきり解放し、まさに「ありのままで」生きていこうと決心します。
そこには、誰にも頼らない、自分だけの強さが見られます。
お姫様だからといって、王子様に頼ってばかりではいられません。
自分自身で生き抜く力をもってこそ、お姫様なのかもしれないですね。
家族思いのお姫様、アナ
同じく『アナと雪の女王』の「アナ」は、正直、その日に出会った男（ハンス）とすぐ結婚してしまうような、危なかっしいところがあります。
しかしながら、その天性の明るさでずっとエルサを想いつづける「家族思い」なところは、アナの一番の持ち味でしょう。
また、一人でエルサを追いかけていくところなんかにも、姉を想うやさしい気持ちや、強さが垣間見られます。
よくも一人で、あの雪山を超えていこうと思ったものです。
家族を想い、それに向かってまっすぐ行動できるのも、姫となる大事なポイントでしょう。
大切な人のために、自分にムチを打ちながらでも、行動ができる。
アナはアナで、エルサとは違った芯の強さがあるのでしょうね。
お姫様になるためのポイントまとめ
以上のように見てくると、お姫様になりたいのであれば、おおまかなポイントとして
- ポジティブで強い心を持つ
- 自分のやりたいことを思いっきりやる
- 自分自身で苦境を乗り越える気持ちがある
- ときに、運も必要
といったところでしょうか。
つまり、本当のプリンセスというのは、高いドレスを着たりとか、おしゃれな髪形をするだけではありません。
内面をしっかり磨きあげることで、素敵な王子様も現れるような、お姫様に近づけるはずです。
もちろん、王子様と結婚することだけが、お姫様の夢ではありません。
素敵な女性になり、人生を好きなようにまっとうすることこそ、本当の「お姫様」と言えるのかもしれません。
ぜひ、ディズニーの幸せなお姫様たちの生きざまを参考にして、あなたの人生をデザインしてみてはいかがでしょうか？