『ならずもの』のあらすじなど (KHM010)

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ならずもの

グリム童話『ならずもの』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

一部ネタバレを含みますので、これから読む予定の方はご注意ください。

目次

『ならずもの』のあらすじ

オンドリとメンドリは山へくるみを取りに行き、くるみをたらふく食べた後、歩くのが嫌になり、くるみの殻で車を作ることにした。

どちらが車を引くかで言い争っていると、カモが現れ、今度はカモと口論が始まる。

結局、カモが車を引くことになり、一行は山を下る途中で疲れた針たちと出会い、彼らを車に乗せる。

その後、一行は町の宿屋に泊まり、翌朝、宿屋の主人が思わぬトラブルに見舞われるのだが……。

『ならずもの』の教訓・感想など一言コメント

動物動物たちが巻き起こすドタバタ劇が楽しめる物語です。

グリム童話には、こんな風にコミカルでちょっとおかしな話も登場しますよね。

とくに「とめ針」と「ぬい針」が普通に動物の仲間入りをしているところなど、ツッコミどころ満載ですが、そこをさらっと流すのがグリム童話の魅力でもあります。

針たちの存在感がじわじわ面白く、宿屋で起こるトラブルにも一役買っているのが笑いどころです。

教訓があるとすれば、「厄介そうな連中には関わらないほうがいい」ということかもしれません。

ただ、この物語はあまり深く考えず、騒動の展開を楽しむのが正解でしょう。

気分転換したいときや、何かにくすっと笑いたいときにピッタリの話ですね!

『ならずもの』の基本データ

収録ナンバー

KHM010

原作タイトル(ドイツ語)

Das Lumpengesindel

英語タイトル

The Pack of Ragamuffins

日本語の別タイトル

  • 「ろくでなし」
  • 「ならず者」

など

収録版

初版から7版まで

  • 本記事はグリム童話集第7版『ならずもの』をもとにした要約です。
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