KHM141 『小羊と小魚』のあらすじ

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小羊と小魚(原題:Das Lämmchen und Fischchen)

 

グリム童話、『小羊と小魚』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。 結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

 

* * * * * * * *

 

むかし、心から愛しあっている兄と妹がおり、2人の本当のお母さんは亡くなっていて、まま母と暮らしていた。

まま母は2人のことを隠れてさんざんいじめていた。

あるとき、家の前の草原で2人がほかの子どもたちと数え歌で鬼を決める遊びをしていた。

それを窓から見たまま母は腹を立て、魔法を使って兄を魚に、妹を羊に変えてしまう。

魚も羊もとても悲しそうに過ごすこととなる。

 

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ずっとたって、家に客が来ることになるとまま母は羊になった妹を殺させて食事にしようとする。

コックが羊を連れてきて殺すために足をしばりあげると、流し台の水の中に魚が1匹いて羊を見上げていた。

羊は魚に自分の殺される運命を悲しそうに話し、魚も悲しそうに返事をした。

コックはそれを見て魔女の魔法がかかっているのだと思い、羊を殺さずに、親切な百姓のおかみさんのところへ連れていき、見たことを話す。

そのおかみさんは妹の乳母をしていたので、羊が妹であることもわかり、羊をつれてかしこい女のところへ行く。

かしこい女が羊と魚に祝福のことばをかけると、兄と妹のすがたにもどる。

かしこい女は2人を森の中の家に連れていき、2人はそこで満足して幸せに暮らした。

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