KHM069 『ヨリンデとヨリンゲル』のあらすじ

ヨリンデとヨリンゲル(原題:Jorinde und Joringel)

 

グリム童話、『ヨリンデとヨリンゲル』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

むかし森の中の城には魔女が住んでいて、昼の間は猫やふくろうになったりしていたが、夜は人間の姿にもどったりしながら、けものや鳥をおびきよせて殺し、料理していた。

城に人間があと100歩のところまで近づくと、その場で動けなくなった。

けがれない娘が近づいたときは、娘は鳥に変えられ、鳥かごの中に入れられて城の中の部屋に閉じこめられており、そんな鳥たちが7000もいた。

 

 

あるとき、恋人同士のヨリンデという美しい娘とヨリンゲルという若者がいて、2人は森の中で語り合っていた。

城には近づかないように気をつけたが、しばらくすると自分たちがどこにいるかわからなくなってしまう。

ヨリンデは歌いだしたが、しまいには小夜鳴き鳥に変わってしまった。

 

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そこにふくろうが飛んでくると、ヨリンゲルの身体は身動きがとれなくなった。

ふくろうはおばあさんの姿に変わり、小夜鳴き鳥を手にのせていってしまう。

しばらくするとその魔女は戻ってきて、ヨリンゲルの魔法を解いたが、ヨリンゲルがどう頼んでもヨリンデを返してくれようとはしなかった。

ヨリンゲルはどうしようもなくなり、さまよい歩いた先の村で羊の番をして暮らしはじめた。

 

 

ある夜、ヨリンゲルは夢の中で、血のように赤くまん中に大きな真珠がついた花で城の魔法を解き、ヨリンデを取りもどす夢をみる。

目が覚めて、ヨリンゲルはその夢でみたような花を山も谷も探しまわった。

そして9日目に、赤くまん中に真珠の大きさのつゆが宿った花を見つけ、その花を持って魔女の城へ向かう。

花を持ったヨリンゲルには魔法はきかず、城の中に入って鳥の声をたよりに広間に行きつく。

そこに魔女がいて、7000のかごに入った鳥に餌をやっていたが、ヨリンゲルを見てとても腹を立てた。

魔女が何をしてもヨリンゲルには効果がなく、ヨリンゲルは小夜鳴き鳥になったヨリンデを探しはじめた。

 

 

そのうちに、魔女が鳥かごをひとつ持って戸の方へ行くのを見て、ヨリンゲルはとんでいって花でかごを触り、魔女にも触った。

すると、魔女の魔法は力を失い、ヨリンデが姿を取りもどし、ヨリンゲルに抱きつく。

ヨリンゲルはほかの鳥たちもぜんぶ娘たちの姿にもどし、ヨリンデといっしょに家に帰って、長いあいだ楽しく暮らした。

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