KHM055 『ルンペルシュティルツヒェン』のあらすじ

ルンペルシュティルツヒェン(原題:Rumpelstilzchen)

 

グリム童話、『ルンペルシュティルツヒェン』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

むかし、貧しい粉屋がいて、彼には1人のきれいな娘がいた。

ある日、粉屋は王さまの御前に出ることがあり、そこで見栄をはって、自分の娘はワラをつむいで金にすることができるという。

すると王さまは、娘の力をためしたいので、一度城に連れてくるようにという。

娘は城の中のワラのたくさん積んである部屋に連れていかれ、明日までにワラをつむいで金にできなかったら命はないと告げられた。

 

 

娘は1人になり、とほうにくれて泣きはじめる。

すると、そこに1人のこびとが入ってきて、娘になぜ泣いているのかとたずねる。

娘は、どうしたらワラをつむいで金にできるのか相談すると、こびとは娘のつけている首かざりと交換に、一晩でワラをつむいで金にしてくれた。

 

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次の日に王さまはそれを見てとてもよろこび、もっと金がほしくなったので、ワラのいっぱいあるより大きな部屋に娘を連れていき、命が惜しければ朝までにつむぐよう言った。

娘はまた1人で泣いていると、きのうのこびとがあらわれて、今度は娘の指輪と交換にワラをつむいでくれた。

王さまはよろこんだが、まだ満足せず、もっと大きなワラでいっぱいの部屋に娘を連れていって、これが今夜のうちにできたら自分の妃にするという。

そして娘が1人になると、こびとがきて、ワラで金をつむぐ条件を出した。

それは、娘がお妃になってから生む最初の子どもがほしいというものだった。

娘はほかにあげるものもなく手だてもなかったので、それを約束する。

こうして粉屋の娘は、王さまと結婚してお妃になった。

 

 

1年たち、お妃はきれいな子どもを産んだが、こびととの約束はすっかり忘れていた。

こびとはとつぜんやってきて、約束したものをくれと言う。

お妃は子ども以外なら何でもあげると言うが、こびとは生きているものがほしいと言ってきかなかった。

お妃は悲しみ泣きだしたので、こびとはかわいそうに思って、3日間のあいだに自分の名前がわかったら、子どもはお妃のものにしていいと約束した。

そこでお妃はすべての聞いたことある名前を思いだし、使いを国じゅうに送ってどんな名前があるのか探すよういった。

 

 

次の日、こびとがたずねてくると、姫は知っている名前をつぎつぎとだしたが、すべて違っていた。

2日目は、近隣の人がどんな名前かきいてまわらせ、とてもめずらしい聞きなれない名前をこびとに言っていったが、それでもこびとの名前はみつからなかった。

3日目に使いが帰ってきて、森のはずれに小さな家があり、そこでこびとが火のまわりをはねまわっていたと報告する。

そのこびとは「もうすぐ妃の子どもをもらう」「わしの名前はルンペルシュティルツヒェン」とうたっていたという。

名前がわかったお妃はついに、こびとの名前をルンペルシュティルツヒェンだと言い当てる。

するとこびとは、悪魔が教えやがったな、とわめきたてて右足を地面に踏みつけたので、腰まで土の中にうまってしまった。

そこでかんしゃくを起こして、左足を両手でつかんで、自分のからだをまっぷたつに引きさいてしまった。

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