KHM038 『奥様きつねの結婚』のあらすじ

奥様きつねの結婚(原題:Die Hochzeit der Frau Füchsin)

 

グリム童話、『奥様きつねの結婚』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

第1の話

むかしむかし、9本のしっぽをもった古ギツネがいた。

自分の女房の身もちをうたがってためしてやろうと思い、ベンチの下に横たわり、死んだふりをした。

奥さまギツネは自分の部屋に閉じこもってしまい、女中のおじょうさん猫はかまどの上に座って料理をした。

古ギツネが死んだことがひろまり、結婚をもうしこむ者がたくさんあらわれるようになる。

だれかが扉をトントンたたいたので、女中の猫が扉を開けると、若いキツネが立っていて、何をしているのかとたずねる。

猫は、自分はビール入りスープをつくっているが、お客になってくれるかと答えると、若いキツネはお礼をいって、奥さまギツネは何をしているのかとたずねる。

女中の猫は、奥さまは部屋に閉じこもって泣いている、とこたえると、若いキツネは、奥さまと結婚したがっていると伝えてくれ、とたのむ。

猫は奥さまのお部屋に行き、婿になりたい方がいる、と伝えると、奥さまはどんな方なのか、しっぽは9本あるかしら、とたずねた。

猫は、1本しかない、とこたえると、奥さまギツネは、それでは結婚できない、といったので、猫は若いキツネを追い返した。

そして、別のキツネがたずねてきて、そのキツネには2本のしっぽがあったが、同じように結婚をことわられた。

そのあと、やってきたキツネはどんどんしっぽの数がふえていき、しまいには、しっぽが9本あるキツネがやってきた。

それを聞くと、奥さまギツネはよろこび、扉をあけて、年よりキツネのだんなは掃きだしてくれ、と猫につたえる。

ところが、婚礼の式があげられるときに、古ギツネがうごきだし、召使いと奥さまギツネをお払い箱にしてしまった。

 

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第2の話

年よりキツネのだんなが死ぬと、オオカミが未亡人と結婚したいとやってきた。

女中の猫は戸を開けると、オオカミは猫に何かごちそうができるのかたずねた。

猫は、パンをくだいてミルクに入れているが、お客になってくれるかときく。

オオカミはお礼をいって、奥さまは留守なのかとたずねると、猫は、奥さまはお部屋で悲しんでいる、とこたえる。

オオカミは、別のだんなをお望みならばここにいる、と猫に伝えさせた。

猫は奥さまに、オオカミのいったことを伝えると、奥さまは、その方は赤いズボンをはいているか、そしてとがった口をしているのか、ときいた。

猫は、いいえ、とこたえると、奥さまは、それでは役に立たない、といってことわった。

その後、犬、シカ、ウサギ、クマ、ライオン、そしてあらゆる動物がやってきたが、だれもなくなったキツネのだんなの性質をもっていなかったので、追い返された。

最後に若いキツネがやってきた。

奥さまギツネは猫に、その方は赤いズボンをはいているか、そしてとがった口をしているのか、ときいた。

猫は、そのとおりだ、とこたえると、キツネの奥さまは、その方を上へあげるように言いつける。

そして、婚礼の準備をするように言いつけた。

奥さまは猫に、おいぼれギツネは窓から捨ててしまえ、かれはいつもネズミをひとりで食べていて、自分にはひとつもくれなかった、と話す。

そして、若いキツネと婚礼がおこなわれ、みんなうかれておどった。

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