『わらと炭とそら豆』のあらすじなど (KHM018)

当ページのリンクには広告が含まれています。

グリム童話『わらと炭とそら豆』のあらすじや、物語の教訓・感想など関連する内容を詳しくお伝えします。

結末までネタバレしていますので、ご了承ください。

目次

『わらと炭とそら豆』のあらすじ

そら豆は、おばあさんに料理されかかっていた。

おばあさんは、火力を強めるためにわらをつかんだ。

そら豆を鍋にあけたとき、ひとつぶ外へ飛び出して、わらの横にやってきた。

そして、かまどで燃えていた炭も、そこへやってきた。

彼らは話して、全員逃げるように計画を立てる。

外へ飛び出すと、川でわらが残りの二人を渡らせるために、自分が横になった。

炭はその性質からすぐ熱くなってしまい、冷やすために水の中へ飛び込んだ。

わらは炭の熱を吸収して、燃えだした。

そのまま、強い川の流れが二人をさらっていってしまった。

そら豆はこれを見て笑わずにはいられなかった。

だがそのせいで、身体がはじけとんでしまった。

しかし幸運にも、仕立て屋が黒い糸を使って縫ってくれたので、それからというもの、そら豆には黒い縫い目がついているのだ。

『わらと炭とそら豆』の教訓・感想など一言コメント

わらと炭とそら豆が主人公という、謎のメンツが織りなすコメディ。

とにかく、何も考えずに楽しんでもらうのが一番かと。

仲間の不幸を見て、そら豆は爆笑。

それで身体がはじけ飛ぶなんていう、ギャグ要素満載の設定です。

「あまり人の不幸を笑ってはならない」という教訓もありそうです。

『わらと炭とそら豆』の基本データ

収録ナンバー

KHM018

原作タイトル(ドイツ語)

Strohhalm, Kohle und Bohne

英語タイトル

The Straw, the Coal, and the Bean

日本語の別タイトル

  • 「旅に出たわらと炭とそら豆」
  • 「ワラと炭とソラマメ」

など

収録版

初版から7版までずっとだが、3版から話が変わっている

気に入ったらシェアしてね!
目次