KHM013 『森の中の三人のこびと』のあらすじ

森の中の三人のこびと(原題:Die drei Männlein im Walde)

 

グリム童話、『森の中の三人のこびと』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

夫の先立たれ娘を一人持つ女が、妻に先立たれ同じく一人の娘を持つ男に結婚を申し出た。

女は、自分の娘は水を飲み、水で身体を洗うが、男の娘にはワインを飲ませ、ミルクで身体を洗わせてあげると、男の娘に言った。

男は、自分の娘にブーツをわたし、それを水でいっぱいにして戻ってくるよう伝える。

その水があふれたら男は再婚し、あふれなければ再婚しないことにしていた。

 

 

その水はあふれることがなく、男は女と再婚した。

生活が始まると、初日は男の娘がワインを飲んでミルクで身体を洗い、女の娘には水しか与えられなかったが、3日目にはその立場が逆転した。

女(まま母)は、男の娘を嫌っていたのである。

 

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このまま母は、ある冬の日、男の娘に森でイチゴを採ってくるよう伝える。

娘が森の中に入っていくと、そこで三人のこびとに出会った。

娘はこびとの家に入れてほしいと頼み、こびとは娘を受け入れてあげることになる。

 

 

こびとの家で、娘はまま母からもらった固いパンを食べた。

その様子を見ていたこびとたちは、そのパンが欲しいと言い、やさしい娘はパンを分け与えてあげた。

さらにこびとたちは、娘に掃除をするよう言うと、娘はしっかりと掃除を行った。

その間、娘の親切心にお礼をしようとした三人のこびとは、お礼の内容を考える。

一人目は、娘が日ごとにどんどん美しくなるようにすると言った。

二人目は、ひとことしゃべるごとに、金貨を口から落とすようにすると言った。

三人目は、王さまがやってきて、そのお妃にすると言った。

そして、娘はイチゴを手に入れることができ、うちに帰っていった。

 

 

このことを知ったまま母の娘は、自分も森の中へ行くと主張する。

まま母はしぶしぶこれを受け入れ、自分の娘を森へ行かせる。

まま母の娘は同じようにこびとたちに会うが、態度が悪かった。

そのせいで、こびとたちは罰を与えることにした。

一人目は、娘が日ごとにどんどん醜くなるようにすると言った。

二人目は、ひとことしゃべるごとに、ヒキガエルを口から飛び出すようにすると言った。

三人目は、娘がみじめな死をとげるようにすると言った。

 

 

これに腹を立てたまま母は、より糸を煮て、それを男の娘に渡し、川の氷を割ってゆすいでくるように言った。

娘がその通りにしていると、ある王さまがやってきて、声をかけた。

王さまは娘の美しさに惹かれ、連れて帰って自分のお妃にした。

一年もしないうちに、若いお妃は息子を生むことになった。

 

 

いじわるなまま母はお妃のもとを訪れ、自分の娘とともにお妃を窓から川の中へ投げ込んでしまう。

そして、自分の娘をお妃の代わりにしてしまうのだった。

 

 

あるとき、アヒルが一羽、城の中へやってきて、王さまやお妃の赤ん坊の様子を尋ねた。

料理番が、彼らは眠っていると言った。

これを聞くと、アヒルはお妃の姿に変身した。

お妃は赤ん坊にお乳を与えに行き、またアヒルの姿に戻った。

 

 

これを繰り返すこと三日目の夜、アヒルのお妃は料理番に頼んで、入り口で王さまに彼女の身体の上で、三度剣をふらせた。

これにより、お妃はもとの人間の形に戻った。

その後、王さまはまま母に、人を水の中へ投げ込むような人間には、どんな罰がふさわしいかを尋ねた。

まま母は、くぎの打ち付けてある樽に入れて、山から川の中へ転がすほかはないと答えた。

そして、王さまは、まま母とその娘を、このとおりの方法で処刑するのだった。

 

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